MUKU-DATA 樫(カシ)天然乾燥材

左 A: 2400 260~550 t38mm  SOLD OUT 2022 8/30 新発田市E様
右 B: 2400 310~600 t36mm

共木の樫をブックで並べてみた。
一枚で見ると良い感じだったので2枚は共木だったのでブックマッチで並べてみるも断然良くは見えなかった(個人的な見え方として)

1本の丸太から製材して、製材された板の木裏と次に製材された板の木表は
帯鋸1枚分の厚みを引いて同じ木目が表れる。
一枚板は同じ顔が一つもない・・と言われつつ、唯一隣り合わせに挽かれた
木裏と次の木表は杢目が同じとなり、それが繋がっていく。
同じ1本の丸太でも丸太の背の部分から挽かれたものと腹の部分から挽かれた一枚は共木ではあるが、その顔は違ってくる。

ブックマッチは本を開いた時のように木を使うことから
そう言われていると認識しているが、
木目の組合せの妙で更に良く見えたりすることもある。

この辺の組合せを常に意識して材を見ているのが
ギター製作者の人たちなんだろうと思う。
ギターのボディに使われるブックの木目の使い方はとても参考になるのかと思う。

テーブル天板としての2枚ハギも面白いが、
例えば、建具、家具、壁面材、・・・・ 
1本の個性的な丸太を必要な厚みに製材して組み合わせてみる。
あまり目にすることのない不思議な結果が待っているかもしれない。。

天然木の木目と人為的な作為の融合、、
ブックマッチはセンスが問われるんだと思う。

普段はこのブックの事をあまり考えていなかったので
常に組み合わせの想像をするトレーニングが必要だな・・と思った。