■ MUKU-DATA  黒柿の輪切り 

随分前からお客さんから預かっている黒柿の輪切り丸太
これを4等分で輪切りにして欲しいという事で預かっているんだが、
昨日ある材料を探している中で、これが目に留まったので
お客さんに電話してこれを譲ってもらう事にした。

なかなか雰囲気のある柿の木の塊かと思う。
これを真っ二つに製材したら、果たしてどうなるのか・・・?
芯持ち材、虫食い、大きなひび割れ・・・
もしかしてこのままの方がいいのかもしれない。。(いや、いいだろう)

これはこの形でほぼ完成されているように見える。
十分にカッコイイし、ウツクシイ!

過去にそれだけで存在そのものが美しい木の断片に
少しだけ手を加える事で、ダメにしてしまった経験が何度かある。
否、何度かあるではなく上手くいった例がないと言った方が正しい。

俗な作為が出てしまうからだ。。
この佇まいに寄り添い、木に近づいていないから・・とも言える。

しかしやらないと進まない案件なので
失敗を覚悟で帯鋸で割ってみる。(高木さ~ん許してねぇ~)

(そして自己嫌悪に突き落とされる。。😱)