MUKU-DATA  外壁:杉 赤 180x18mm +押し縁60x18mm 無塗装
施工後、半年ほど経過したそうです。
赤身部分から挽いた杉板と押し縁の木の外壁のお宅です。
ここは塗装は施さずに、板や押し縁はプレナー(自動鉋)も通さずに、
製材したままの少し鋸目も残るラフ挽きのままで施工された現場です。
無塗装であるならば、挽いたままより、一旦プレナー掛けして表面を削った方が
水はけも良さそうですが、、(レッドシダー等でラフ挽きのままなのは、塗料が木の内部へ浸透し易くする為のもの)
何度か挽きっぱなしのラフな状態で無塗装の板貼りを見ていますが、
特段雨水を吸い込み傷んでいるようにも見えませんし、
数年経過した無塗装でラフなものでも、問題はないようです。
キレイに鉋をかけたものより、ラフで帯鋸目も少し残る程度の仕上げ、
見た感じの雰囲気の方を優先させているのでしょう。
確かに、プレナー掛けをしてしまうと、この雰囲気とは違ったものになってしまいそうです。
板張りの外壁は雨に打たれても、また乾燥すれば、耐久性は20年、30年と実績があります。
とにかく乾きやすいように、また水キレが良いように施工することかと思います。
ここは海も近く潮風での塩害も考慮しての
全面板張りの選択でもあったようです。
昔は当たり前に目にした全面杉板張りの外壁、
全面板張りのしかも無塗装となると、
今ではとても新鮮に感じます。

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