MUKU-DATA  賃挽き製材


先日、工務店さんより持込みされた丁物や厚盤など板類に再製材した。
製品や半製品になっている材でカラカラに乾燥されどうも性の良い材だった。
カラフルな色は気持ちも踊る。







ブラックリンバ
リンバウッドこちらの材は初めて製材して材に触れてみた。
リンバウッドの中でも白いものはホワイトリンバ、黒い筋模様の入ったものはブラックリンバ、楽器業界ではコリーナと言われているらしい。
渋めの通好みの材を持っているなぁ・・と思う。
空間の中での材の見え方、見せ方を良く考えていらっしゃる工務店さん。






タモ
柾目挽きでの依頼、素性良く目詰まりも良い材でした。






サペリ
柾挽き、半製品でカラカラなので製材していて気持ちがいい!






ウェンジ
昔良く使われていたウェンジの床柱。
床柱製造時に脱色をかけ色抜きをして白黒の濃淡をハッキリさせたという。
木目の様子が鉄刀木(タガヤサン)に似ているので
それに似せて作っていたのかもしれない。
床柱では別名、ウェンジタガヤなんていったりしていた。
表面は脱色されているので挽けば中はウェンジの黒





パドック
こちらは色の変化の大きなパドック
挽いた際は鮮やかな朱色、、紫外線などにより色は深みのあるものへ変化する。
材面の色だけみるとインドローズに近い色で
過去に変化した色の深いパドックをインドローズと勘違いした事もあった。