■ MUKU-DATA  米松 180x180mm角  仕上げなし

木は割れます。
特に、板目。 柾目は割れません。
そしてこの柱のように樹芯のある芯持ち材は、ほぼ100%に近く割れが出てきます。

例えばこの180x180mmの芯のある角。
割れは、4面の内の1面に特に大きくでます。この1面でねじれる力を調整します。
他の3面は割れません。割れても小ヒビ程度です。

桧も杉も、芯持ち材の角材はこのようになりますから、始から力を吸収する為に、
1面に割れを人工的につくります。 背割れといいます。

化粧柱の桧も杉もこの背割れが入っています。
しかし
杉の赤、赤の芯持ち材は背割れの無いものも多くあります。
赤味の部分は粘り気があり、比較的割れにくいからです。

柱で割れるのが嫌なら、芯を外した、芯去り材(対面で柾柾・板目板目) 
更には、4方柾目という材もあります。

4方柾目が高いのは言うまでもありません。

昭和初期の高級普請の建物をよく見ると柾目使いが多く見られます。
4方柾も新潟市内の当時の建物によくみられますよ。
桐の木の柾目の床柱もあったなぁ・・・ 
ドサ目であんまり感心はしませんでしたが・・・

節の無い木は人工的に意図的に作った木ですから、一種手塩にかけた優等生といったところでしょうか

どっちがいいんでしょうね・・・

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