MUKU-DATA  木材倉庫にて (2023 1/8 )

年が明けて間もなく関東へ材料を届けてきた際に、
木工の方が木材倉庫へ行きたいとの事でそのまま帰りのトラックに乗せて一緒に帰ってきた。
木工と一口に言ってもジャンルはさまざまで、そこで使われる適材も
当然用途に応じて適材適所、巾は広い。
例えばデザイナーが図面に起こした詳細なサイズと形はそれに忠実な適材が求められるし、
伝統的な形であれば、使われる材種、材の大きさ、材の素性など必要になってくる。
決められた図面と形を作るにはそれなりの経験と技術が必要になってくるだろう。
一方で独創的なアイディアで材を見ながらその形を活かし
作り上げていく木工の人たちもいる。
同じ木工でも、作業をする上での思考はかなり違っているかと思う。

こんな感じとお客様からなんとなくイメージを伝えらて、
それを形にしていく。
デザイン・提案・製作を一貫してやり、形にする木工と言えばいいのかな・・

そのような人の思考の一端を垣間見れるの事はとても楽しい。
特に木の素材感を活かし木工している人たちの思考は。

材を横にしたり、立ててみたり、裏表、角度を変えたり・・・
材を前にしてあれこれとイメージしている。
なるほどねぇ・・自分にはそんな考えや使い方は思いつかなかったなぁ・・って。
部材としての木だけでなく、
天然の曲がりや質感、素材感が感じられる木工品は
見ていて何だがほっとしたり、楽しくなったり、想像を超えていたりと・・
型に囚われず自由でいいんだと気持ちを解放してくれる。
そんな自由な気持ちにさせてくれるのも木の良いところの一つかなぁ。。