MUKU-DATA  欅(けやき)辺材部分 虫の這った跡

欅の辺材部分(樹皮の裏部分)に虫が這った跡です。 木材図鑑:木材の基礎知識
欅は特に辺材部の白太部分は虫にやられる事が多いです。
アフリカ材の白太部分も小さなピンホールが出る事が多々ありますし、
ウォールナットも樹皮を付けたまま保管しておくと虫にやられる事が多いです。

ここ数年一枚板を求めるお客様の要望は辺材部分の耳を自然な形で残したものを求めれる方が多いですので、
板を仕入れる際の一つの見方として、耳が傷んでいないかどうか?という視点があります。
結構、辺材部分の痛みの少ないものって大変なんですよ。
(耳をスカッと落としたものもいいですけどね・・)

虫が自由に這い回った跡、面白い模様が出来ています。
人為的に作ろうと思っても虫には成れませんから、自然には敵いません。
建築資材の中には「虫食い」というと
「虫食い欄間」としての部材があります。
昔の人の見立て方には自由さを感じます。

あまりに全体に綺麗に這った跡がありましたので、この模様何かに活かせないものでしょうか?
欅材としての価値はゼロです。

漆を塗ったらどうでしょうか・・・?
どなたかいい考えがあったら教えてください。

(ちなみに虫は苦手です。。)

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