MUKU-DATA  魚津埋没林博物館 

館内へ入ると先ずカフェがあり、その先が入場受付となる。
埋没林博物館らしく、大きな樹の根がド~ンと鎮座している。

大きな切り株や幹、根っ子部分は、
材料として製材して使うには色々とハードルは高いが
「ザ・根っ子」「ザ・洞」みたいに、ただそのままの姿であるだけで
どこか心が惹かれるものがある。

タイパの時代には、全員に置いていかれるのであろうが
太く大きく育つには、しっかりした根があって成り立つのかと思う。

青空文庫 樹の根 和辻哲郎


製材しても材にし辛く、でもその迫力や姿にどこか惹かれ
そのままの状態にしている木が木材倉庫にも何点か眠っている。
時にその姿に感動し、エントランスに置こうかと計画いただくも
諸々の事情で没になることも多い。

細かく複雑に入り組んだ樹根、洞のある巨樹、
そのままの姿で置かれてある木々の姿をみながら
きっとどこかの誰かに使っていただける時がくるだろう。。と
そんな事を思いながら眺めていた。