■ MUKU-DATA  黒柿の断片  

おいおい、これ黒柿じゃんか。。
何故にこんな風に割られたの?
これじゃ、まるで薪材みたいじゃないですかぁ!・・・?
薪寸前に、どなたかが気づいてレスキューしたのか?
薪にした本人が偶然誰かから聞いて薪にするのをやめてバイヤーへ渡したのか?
真意は定かではないし、追跡をしようと思えばできるが
追わない方がいいという事もあるので、、

燃やされる事を免れたこれら薪たち、、イヤイヤ💦黒柿たちが、
縁あって弊社へ辿り着いてくれた。
極上とは言わないまでも今日日、なかなか縞模様の多くある黒柿で
良い方の部類かと思う。。
あぁ・・・丸太のままで欲しかった・・・
どうして、こんな風に割って、し、ま、っ、た、の、ぉぉぉぉぉぉぉおっ
悔やんでも仕方ないし、これは世の常
いろんなところで木以外でもこのような事が起きているんだろう。
知らぬが仏、わからないのは罪、アーメン チーン だ。

しかーし、but  待て待て。
これはもしかして物凄い代物と言えるぞぉ・・と。。
木を知り少しでも黒柿のことを齧ったことのあるそこのあなた、
仮にこのクラスの黒柿の丸太を見つけたら
こんな風に斧でスコーンって割れますか?
ないでしょ、ないでしょ、 当然できないですよね。。
私だったら丸太を前にどうやって料理してやろうか?
どう木取りしようか? あーしたら、こーしたら、、と
ノータリン味噌をフル回転させて頭から湯気が出てくるくらい考えると思うのです。
ね、
知らないって事が勢いよく裂けた割肌模様のある黒柿を誕生させてくれた訳です。
ある意味、このような割肌になった黒柿は本来は決してこの世には存在しない訳です。

この大きさなので小さな木製品の部材取りには十分使えるでしょうけど
ありえないこの状態の黒柿をそのままの風味を残して
使っていただく方が宜しいのではなかろうか・・と見ています。

例えば、ショップのカウンター脇においてあったり
Barのグラスの棚板に何気なく置かれていたり
書斎の本棚において疲れたら見たり触ったりして、、
あぁ・・なんでこう割ってしまったんだろう。。。と思い巡らすのも
この黒柿に対しての正しく楽しい接し方?のような気もします。

ある意味、激レア、黒柿の杢のレベルではなく
黒柿をこのように斧で割って料理したという事が という事になるのかと思います。
激レア認定させていただきます。