MUKU-DATA  舟板部材   SOLD OUT

行先の決まった古舟板、汚れが目立ち手入れが足りないようなので
昨日水洗いした。
さっぱ釘が多く残った少し尖った印象を感じるものです。
錆びた鉄と使い込まれ削られた木の枯れ具合
侘びた感じの室内の雰囲気を醸し出すにはうってつけの部材だと思っている。
過去見た舟板は、丁寧に水洗いされた後に、松の水車材に見られるような青緑の色付けがされている。
その色付け方法は聞いてはいるが、少し不自然なようにも感じていた。
かつての銘木商からすれば、色付けして初めて舟板として完成、
商品になるのかもしれないが、個人的にはこのままの風合いの方が風情を感じたりする。
どの程度まで汚れを落とすか?
もっとゴシゴシと擦れば、さっぱ釘を埋めた木栓が取れてくる。
(数個とれた木栓は保管して一緒に渡そうと思う)
板と板の間には水の侵入を防ぐため、杉皮が詰められているが
それは殆ど取れてしまう。
手入れの加減で見え方も随分違ってくるものかと思う。

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