■ MUKU-DATA  ギャラリー湯山  杢兵衛の部屋 

休日は晴れているとほぼツーリングに出かけ、山の緑や海の遠くまでを全身で吸収し
新潟の自然を満喫させていただいている。
今年は大地の芸術祭の年だけど、前々回、頻繁に通う途中で
これはもしや全作品見れるのでは・・・と
作品を見るというよりはスタンプを押す事?に目的が少々変わってしまい
結果全作品コンプリートは達成したが、暑い中の短時間の移動など過酷な印象の方が多く残ってしまい・・
前回も今回も少し距離を置いて眺めているような状態。

多くある作品と場所の中から数点を絞るというのも
普段そういったことを追っかけていない自分としては至難の業で
HP上から数カ所を探し出すにはきっと疲れてしまい、結局行かず仕舞いになりそうだ。

前日就寝前にSNSを何気に眺めていたら、松之山のギャラリー湯山での
展示が流れていった。
丁度ツーリング予定コースの近くなのでちょいと寄ってみようかという程度の話で、、
緑のワインディングロードを通り抜けながらただ1カ所のみ、ギャラリー湯山に展示されている作品を見てきた。

他に選んだ理由は雰囲気のある古民家の中での展示だったということ。
(もっと厳密にいうと床の間がある古い建物であったという事)
古い建物の中でアート作品が置かれる事で
意外とそれと調和したりメッセージ性を帯びてきたりするように感じる。

1Fは外山文彦(Fumihiko Toyama)さんって方の作品。
これ、軒天に使うケイカルの有孔板だよなぁ・・と職業柄身近な建材が使われている作品もあった。
2Fは巳巳(mimi)さんの方の作品
ここで初めて知った事が松之山の地滑りを鎮める為の杢兵衛人柱伝説だった。
(検索するとその内容は出てくるので、ここでは省略)
1Fも2Fもいづれも床の間があり
(2Fは写真は撮らなかったが、卵の薄皮が敷かれてあった)
床の間を使い展示していること。
企画展最終日の昨日は、どちらの作家さんも在廊して
いづれも方もこの古民家の「塗り壁」の雰囲気の良さに触れていた事など
印象に残っている。

何故に、1カ所だけ選んだこの場所の企画展に
「杢兵衛」さんという方の伝説を知る事になってしまったのか・・
作家さんにも申し訳ないがそちらの印象の方が自分には強く残ってしまった。

「杢」という字はそうそう使わないように思うが・・
きっと杢兵衛さんは木に関わる事をされていたんだろうなぁと勝手に想像している。





以下 1F