MUKU-DATA  神代欅  6/27 競り売り 新潟木材共販市場にて

先日、地上にあがってこられたカミサマ(神代欅)が一昨日、木材市場で競りにかけられた。
神様級を競る・・というのも恐れ多いことなのかもしれないが・・

当日はカミサマらしく? 強烈な雷雨。。
カミサマ情報を聞きつけて普段来られない他県の木材関係者の方々も多くいた。

昨日、木工の方とお話している中で、
東本願寺の御影堂の大虹梁は埋れ木が使われているらしく、しかも阿賀野川より引き上げられたという。
少し調べてみると、それらしき記事が数点出てきて
どうやら阿賀野川(現在の江南区辺り)の皮底に沈んでいた欅の大木を
総勢1万人規模で引きあげ長さは14.5m とある。

この時代も、川に埋もれていた神代木が大切にされて使われていたこと、
新潟の阿賀野川から引き上げたことなど・・
なるほどなぁ・・と思った。
現在でも新潟でいえば、神代木は川から出てくることが多い。
阿賀野川であったり、今回のカミサマは荒川だったり、、
過去は田圃から出てくる事も多かったと聞く。

今もこの地中には何百年、何千年と埋れている巨木が眠っている事だろう。。

今回の11mの巨木を競る瞬間、あれほど激しかった雷雨が一瞬鎮まった。
埋れ木と巨木と地上の関係は、どうも偶然とは思えない。






このカミサマの端材の一部を午後からの競りの前に製材してみた。
色は薄いが茶ではなく緑