MUKU-DATA  栃 天然乾燥材  SOLD OUT!

昨日お取引先に栃を見てもらった。
図面には記載されたテーブルやカウンターのサイズが当然あるわけで、
辺材の耳をストレートカットしてこれ数字通りに木取ろうとすると、
ほんのわずかサイズが足りなかったり、少し耳が入ってしまったり・・・
結果、なかなか適材がなくそれを木取るには十分過ぎるほどの大きさの栃と
なってしまう。
栃に限らず、一枚板のサイズは奥行巾で金額が大きく変わってくる。
400mm以下なら棚板類、500mm以上ならカウンター、600ならカウンターデスク、
700mm越えてくるとテーブル材、という具合に
用途は広がると共に単価も上っていく。
7~8年前だったら赤身の偽芯の入った栃は見向きもされなかったが、
今は真っ白な栃もそう市場には出てこない。
栃は色んなキャラクターが出る木だけど、
節、欠け、カスリ、など無く無欠点で白い栃、尚且つサイズは何ミリと
指定が入ると、この程度の数では全然足りない。
価格、欠点=キャラクター、大きさ、作り方など
ある程度その板の状態に柔軟に対応できるような
設計者、施工者、オーナーさんの話し合いができる状態であれば、
それなりに価格も抑えられるだろう。
数字(=図面)先行で当てはまる木を探すというのは
なかなか難しいものだなぁ・・と改めて思いながら見ていただいた。
(なかなか簡単にはいかない訳で、だからこそ面白いとも言えるのですがね)

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