MUKU-DATA  椨(タブ)巾広 天然乾燥材 プレナー済

古い材で薄く挽かれた椨が出てきたので
プレナー掛けを行ない、材面が顔を現した。

4.15m 巾は900mm以上の巾広 厚みはプレナー後の現状で30mm弱である。
きっと縁側などの廊下板を想定して製材されたものかと思われる。
欅や松、ブビンガなど昔、製材された古い材が時々出てくる。
樟の木なんかも同じようなものが出てくるが
銘木商に聞くと昔はトイレに樟の一枚板を敷いたらしい。
消臭効果もあっただろうし理に適っていると思う。
適材適所、昔の大工さんは木の特性を理解して上手に使ったものだと思う。

さて、現代であればこの巾広は何に使うのがこの良さが活かされるだろうか?
削り終えた加工屋さんは、4m使いは割れがあって厳しいが
割れを取り除き3m使いであれば3枚敷いて四畳半の板の間が作れるね・・
と言っていた。
それもいいかもしれない・・
一枚板3枚敷いて、四畳半の板の間
少し位の割れを許容できるのであれば、12尺3枚敷きの六畳間、
4枚敷きの八畳間、5枚十畳間も可能となる。

巾広の板敷きの間は流石にやったことがなかったなぁ・・
無垢のフローリング厚の倍の厚みがあるし(通常フローリングは15mm厚)
厚みって張ってしまえば表面を見ても厚みは分からないようで
実は人って何となく厚みを感知できるんじゃないかなぁと思っている。
踏み込んだ時の足の裏から感じる質感、
見えてくる材面も何となくその見え方、奥行き感が違う。

いいんじゃないかなぁ・・板の間は。。
スペシャルな一室になりそうなんだけど。。 どうでしょうかね・・?