MUKU-DATA  岩手銀行赤レンガ館  (2023 5/4)

木片を組合せて寄木で張るパーケットフロア
古い文化財の洋館でよく目にするかと思います。
ここ旧岩手銀行の床の一部にも大柄な模様でのパーケットフロアーとなっており
クラシックで上質な印象を受けます。
が、ちょっと何かいつものパーケットと印象が異なるのは
使われている木片の材が「欅(ケヤキ)」であること。
ナラ材+桜や一部唐木類を差し色にして使われていることが多かった気がするけど
なかなか単一材の欅のみで組合せられたパーケットも悪くはない。

初めて訪れた岩手、盛岡市だったが・・
あれ?そういえば(数軒しか古い建物は見ていないが)今も残る古い建物には
欅材が使われているカ所が多くないか・・?と少し疑問に思ってきて
翌日一関のさんもく近江銘木さんでその件に少し触れたら
欅は高級材だったので、もしかして奢侈禁止令(倹約令)の時に欅材が禁止されたので呼び名の違う槻(ツキ)を使ったり、
倹約令の反動で欅が多いのかもですねぇ・・という話になって、

あ、そういえば欅の事をツキとか槻を青ケヤキなんて言ったりするよなぁ・・

ドンドン話がズレていってしまって

ケヤキとツキは別な木なのかどうか・・?で
結論の出ないまま、ダラダラとネットを検索していたら、
お世話になっている山安さん(ラカッポ)の新潟の松之山のあの欅の事が書かれてあって
伝説になっている新潟の欅ってその後そういう事になっていったのか・・と
また更に別な方向へ行ってしまって、、
結局、欅と槻は同じ木なのか違うのか・・は一旦どこかへ行ってしまった。

松之山の欅については、平成9年(1997)の話で
当時、新潟っていうと県外の木材業界の方にあの欅凄かったですねぇ・・と
何人かに言われたがまだ30才手前で、欅材には興味も薄かったので
その事を聞かれても良く内容は分かっていなかった。

全く何の話か良くわからない内容になってしまったが、
欅と槻、新潟の欅、旧岩手銀行の欅のパーケットフロアー、と
まとまらない話。。失礼いたしました。


欅と槻の事を調べていてネット上に気になった記事
イーハトヴ里山の樹木ウオッチング 欅と槻
木智塾 ~木の知識を深める~ 6月槻
阿部蔵之|木とジョイントの専門家 圧倒的な強木千年樹「欅・槻」
ラカッポ 欅(ケヤキ)について