MUKU-DATA  栗(一応栗なのだが、ここではもはや材種はどうでもよい)

10年近く、土場に放置していた栗の丸太を先日製材して梁に見立て
それに柿渋といろんなものを混ぜ、塗ってみたら、それらしい雰囲気にはなったが
40点・・・残念

その際、製材で出た端材、
もはや「ゴミ」という人も多いでしょう。
これが何だか焼却炉で燃やしてしまうのが惜しくて、
とっておいた。

変木柱類に仮に入れるとすれば、シャレ木になるのだろうか・・・
(松など枯れた材をシャレ木と言います。シャレコウベからきているらしいです)
銘木屋にふざけるなと怒られそうだ。

数寄屋部材でもないし?、古材とは違い使われていた訳ではなく、
伐られた後に長く放置され、雨風に曝されて朽ちかける直前だったわけで。。

盆栽では朽ち果てて枯れた枝をジン(神)、幹をシャリ(舎利)といって
真柏や杜松など、その部分を敢えて白く塗り強調させて
生と死の入り混じりながらも尚生き続ける、
自然の生きざまみたいなものを愛でる感性を
もっている日本人がいるのも事実。
(因みに私は塗らない派、そのまま派)

この場合は
曝された木なのだから、
曝木(バクギ、バクボク、サラシギ)なんかでいいのかな?

こいつ、
何とか第二の生命を吹き込んであげたいと思って時折眺めている。
が、
難しい。
(きっと0点!チーン になるかもしれないなぁ・・)

最近50近いせいかどうか、
色物(素敵な世界の木々たち)を見すぎたせいなのか・・

神代とか古材とか、
枯れた材なんかにどうも目がいくなぁ・・

弱っているのかもしれない。。。

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