
■ MUKU-DATA 木材倉庫 ( 2025 2/4 )
今シーズン最強寒波が到来「JPCZ」という聞きなれない言葉に
今朝は除雪作業を覚悟していたが、ここら辺は今のところは大した事はなく
なんだか儲けもんだ。
ここ数日、木材倉庫にある大きめの一枚板をあれこれと動かし続けているので全身が痛い。
ついつい作業に夢中になって動かしていると大きな板と板の間に指を挟んで
倉庫で一人悶絶してうずくまったりしている(苦笑)
昨日は2件、ご予約いただいたお客様へ板たちをご案内させていただいた。
1件は市内のお店で少しづつ改装しながらカウンターやテーブル類を
一枚板へ取り替えているご様子。
この木とこの木の取合せでこう使おうと思うけど、
これどう思います?って聞かれてが、凄く良いと素直に思う。
建築を専門としている方々は一般的には多くは一様になるべく外れのない合格点が出るような内装に(そうせざるを得ないんでしょうけど)なっていくけれど
オーナーの場合はそれぞれにお店を愛し
極端に言えば命を懸けているお店=自分自身へのその想いが店内の内装に反映され個性的な空間が出来上がる。
過去に何度かオーナーさん自ら材を選びに足を運んでいただき
その出来上がったお店はどこも個性的なものが多い。
設計・施工のプロからすればなかなか途中変更は工事も思うように進まず、
ストレスになる事もあるのかとは思うが
そういったオーナーが思い描く内装に寄り添いながら100%に近づけるように
手助けする事もプロとして大切な役割だろう。
もう1件は、東京のIT関係の会社さんが新潟に新たな事務所を構えるにあたって
デスクやテーブルを一枚板にしたいという方だった。
以前から一枚板をオフィス家具類で使用しているようで
不足分を探しているご様子だった。
スーツを着てカッコよくスマートに見えたが
どっこい、一枚板はプレナー掛けまで終えたものを
サンダー掛け、オイル塗装と自らDIYで仕上げているらしい。
先日も東京から3mのカウンター材数枚を、自ら車に積んで運び込んだらしい。
全然そんな感じに見えない方だったのでそのギャップが面白い。
自ら最終仕上げ加工したと言えば、昨年大阪へ納品させていただいた
こちらもやはりIT系企業のオーナーさんも自分で削ってオイル塗装したと
話ていた。
オフィスを一枚板類に変えてから、来店いただくお客さんは皆さんスゲェーって
ビックリされて
木に囲まれたオフィスでの商談は順調だと話されていたが
仮にそれがリップサービスだとしても、
なんだかとても嬉しくなってくる。
いづれのお客さんも木を知り、木が好きなんだなぁと
嬉しくありがたいと思う。
木の質感がそこを訪れた人の心を癒し、
そこで働く人のストレスを吸収して前向きに気持ちにさせてくれる。
もっと色んな形のお店やオフィスが表れてくればいい楽しいと思う。

