MUKU-DATA  杉磨き丸太 筍面(たけのこめん)

古民家改修のお手伝いをしているが、
(古さを残しつつ補修が必要な部分は補修し、なので新材の納材は少ないのですが・・)
古い建物、使われてきた木材を見ていると木は年月が経ち使われてこそ、
更にその良さが出てくるものだと部材部材をみながら感じる。

長く空き家になっていたようだが、この床柱の磨き丸太もそこで暮らしていた頃は、
時々拭き取られ掃除をされ大切にされてきたのだろう。
外からの光の加減で、鈍く光る柱面、黒くなった廊下板・・
隅間が空いてはいるが、塗り壁と木の組合せ・・・
どれもこれもがいい味出てるなぁ・・って思う。

ここを使い始めまた日常の掃除や手入れが始まると
築80年ほど経過したこの建物が更に輝き出すであろうことが想像できる。