MUKU-DATA  杉 6200 450×60mm 製材

和食店用に使うとの事で、特にチークとかウォルナットとかブビンガとか
そういった色気のあるものではなく、
日本の木で触り心地がいいもの、できるだけコストは抑えて。。。というご要望

数年前に製材した杉材で節の少ないものが挽けたので長尺の庇桁用などに、、
と思い、保管していた4寸盤です。
製材後3~4年経過したかと思いますが、丁度良い土縁・土庇としてのリクエストがなかったですね。。

長尺カウンターとの事でしたのでこの4寸盤を2寸(60mm)に挽き直し
使っていただくことになりました。
辺材の耳部分を落しストレートカットしてスッキリと見せるようです。

和の室内で日本の木を使い、
耳を落しスッキリとシンプルに木を使っている空間も良いものですよね。

この杉の厚盤を持っていて用が足りて良かったという例です。
因みにもう一枚候補に挙がっていた材も杉の長尺の一枚板で
こちらが元の巾で750mmもあるもので杢も霧島系・・
巾はそれほど必要なく木目も動きのある上杢を求められていた訳ではなく
あくまでもシンプルな木、木目。
価格はこのカウンターの倍以上のものでした。

適材適所ですね。


そーいえば、お盆期間中、売り場の面積が最大級という無印用品の直江津店を
見てきたのですが、
内装や家具類は杉で統一されていて気持ちのいい空間でした。
テーブル類は巾ハギで帯鋸目を残し、壁面張られた杉板は縦横をバランスよく
張り分けた壁面となっていました。
2Fが無印用品売り場、1Fはその他の構成でしたが、
1Fに降りた途端、というより、2Fのあの全体の静かな空気感はなんだったのかなぁ・・・と。。。店を出てしばらく考えていました。
2Fに流されている音の影響も多分にあったのかと思います。
多用された杉が優しく柔らかな室内を演出していました。