MUKU-DATA  左からシャム柿(ジリコテ)、カリン、インドローズ、グラナディロ、グラナディロ
インドローズには何が合うのか?と検討した。
事務所で想像したものと現物の色には誤差が生じる。
だから実際に現物にあてて見てみる。
少し大げさだが、木材倉庫には世界各国の材が並んでいます。
一概には言えないけれど前々から思っていたことで、
例えば日本に生えている木の肌は何とかく日本的な淡い色合いが多いし、
例えばアフリカ材などは原色のハッキリした色が多い。
寒い地域では逆に白い材面の木が多いように感じる。
これはそれらの地域に住んでいる人たちの肌の色とリンクしているようにも思える。
以前、何の木かわからない材を前にして、
材種に詳しい方が(木材図鑑など寄稿している方)来られた際に、
この材種なんですかねぇ・・?と皆さんシーーンとしてわからない中で、
「なんとなく日本人ぽく見える。。」の一言で
そんな見方してんの?って驚かれたことがあった。
これは何となくそう思ったことで、
本来、人には備わっている感覚なのかもしれない。
日本で生まれこの地で育った訳だから、日本の木はやはり自然と受け入れられる。
フードマイレージに即したウッドマイルズという考えも良く分かるが
かといって絶対に国産材のみっていう訳ではなく、
日本の木も海外の木も含め、今のところは全般に扱っている。
色んな木の色や木目の組合せで思わぬ見え方もするのかと思う。
古くから日本の床の間のにも紫檀黒檀鉄刀木と使われてきたように
異国の材を和の空間に取入れてきた歴史や文化が日本にはあるのかと思う。
組合せの妙、
もっと掘り下げて追及してみるのも面白いのかもしれない。
思わぬ見え方がそこに待っているのかも。。

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