MUKU-DATA  杉 相ジャクリ加工板 GRN材 3640 165x12mm 節あり源平
桜満開の先週の晴れの日に、
5枚1束として結束されていたグリーン材の相ジャクリの杉板の梱包を取り、
日光浴をさせた。
5枚で結束された加工板は上下際の2枚はある程度乾いているが、
中の3枚は乾きがいまいち。
用途的にはKD(機械乾燥)材を使うまでもなく、かといってズブ生では少し問題もあるので
数時間ではあるが天日干しを行った。
10mm~18mm程度の挽き板であれば、今の時期は天然乾燥はある程度進む。
注意しなければいけないのは一気に薄板の生材を直射日光にあてると
急激な乾燥と共に反りが生じてしまうこと。
特に夏場などは直射日光は避けた方がいいだろう。
昔、夏の晴れた日の遠くまでの配達で、
無垢のクローゼット扉(ルーバー扉)でメーカーの段ボール梱包がキッチリとされていたが、
現場について中を確認していたら、かなり反ってしまい使えなかった事がある。
以来、晴れた日でも無垢材のデリケートなものはトラックシートをするように気を使っている。
一枚板の板目材は木表側は直射日光をさける。
木裏にして保管するなど
日光と材木の関係は色々と気をつかうことも多い。
晴れて気候の良いとある午後、
人も春の陽射しを浴びると気持ちがいいように
杉板たちにとっても日光浴はきっと気持ちいいものなのでしょうね。

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