MUKU-DATA  東京銘木市場 3/20  

弊社から東京新木場まで333km 
ここ10年ほどは東京ー新潟間を主には材の引取りでトラックで行ったり来たりしている。
関越道を走り雪の多くなる長岡を過ぎた辺りから一面、雪で白く覆われた前も見えない真っ白な世界となり
三国トンネルを抜けて群馬へ入ると一転青空が広がる。
帰りはトンネルを抜け湯沢に入った途端、別世界の雪国となり気分は重くなる。

お世話になっていた東京銘木市場も今年の12月14日の「歳末特別市」をもって市売り事業が終了することになっている。
新木場といえば日本を背負ってきた木の街なだけに非常に残念なことかと思う。
木の家、木を使おうとここ数年騒がれているが、、
銘木であったり化粧材であったり、本当の意味での木の深さや繊細さを
使いこなせる文化は必要とされていないのだろうか・・・

新木場へは主には材木の引取りを兼ね、そこで知り合った人たちが
今、何をやっているか、どう材木を仕上げて販売しているか?等
他社様の仕事や現状を見ながら、勉強させていただき刺激をいただき糧としている。

333kmの帰路、材木のこと、木の家のこと、銘木のこと、
未来の材について・・ 一人考える時間となっている。






ホンジュラスローズやインドローズの仕上げ方、見せ方
目が立つようにどのように仕上げればよいか?
材の手入れ、養生、心構え等々
話していると日々探求心を持って木に接し、手入れを怠らないことがわかる。
私が知る中では手間暇惜しまず材の手入れに関しては一番かと思っている。
材として良く見え輝くのは手入れを怠らないこと
木を愛しどれだけ労力をかけれるかだと思っている。
その見えない部分は価格に反映されることは少ないのもまた現実ではあるが。。







東京銘木市場には桧の長尺材が並んでいた。





おまえ用に取っておいたからと・・・
えっ・・? 
なんですかこのオバケは・・
楓の瘤の5~6m 
こんなの扱うの今の時代お前しかいないだろう・・・
はぁ・・・?? 😓
これトラック積んで高速走っているとパトカーに止められそうですね・・
怖すぎて誰も近づかんかぁ・・😓





木工所へ伺ったら尾州檜のカウンター材を製作中
海外出店の寿司屋のカウンターとの事
過去製作したカウンター類の資料を見せていただいた。




材木、銘木に明るい未来が訪れればと・・切に願う一人である。
材を販売する我々の今にかかっているとも言える。