MUKU-DATA  左から 神代タモ、チーク、カーリーメイプル、舟底板、ロックファービンテージ

久々に日曜日のこの時間まで仕事。

2週間ほど前だったかなぁ・・
某銘木商から一枚のFAXが送られたきた。
内容は珍しい材が出てるけどどう?ってこと

今日日、メールで写真が多いけど、手書きでの詳細の説明は新鮮だし、
これまた要点を良くつかんでいて、写真を見なくてもその画像は写真以上に鮮明に見えてくる。
この神代杉は、琵琶床用とか、
材をどう使うか?ってことを想定している。
なかなか、パッとみて材の特徴を記憶して書くのってできないと思う。
はやり、そのお方、本物のプロだなぁ・・といつも思う。

昨日、まだ新築したてのお宅に一枚板を搬入したんだけど、
明らかに、その場の空気が板を置いた瞬間、変わったのを感じた。
これは、いつも搬入の際に注意している私だけではなく、
その住人もきっとそう思ったのは、その表情でわかる。
素材の持つ力。

全部じゃなくて、ほんの一部、もしくは要となる箇所だけでもいいのですが、
是非、本物の木、ソリッドを一度使って欲しいなぁ・・って思う。
(材木屋だから、そりゃそうなんだけど)

集成材とは明らかに違うものが放たれる。
木に内包されたオーラのようなもの。

割れる、反る、空く、クレーム、
怖がらないで使ってみて欲しい。

本物を知ると、集成材の別な意味での良さを更に知る事ができるし、
適材適所、使い方の幅、加減や引出が更に広がるのかと思う。

知らなきゃ良かったって事は世の中には色々あるんだけど、

空間の中での木の力、
知って欲しいなぁ・・

本物を感じるとペラペラなところには戻れなくなるのかもしれない。
戻れなくなったらごめんね、

いや材木屋だから
ありがとうございます。

だね。

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