「細かいひびや傷みは、個性として捉えますので、トゲが立つようなもの以外は問題ないです。
あくまで芸術的にいきましょう。^^」
「また、多少の材の欠点は、個性と捉えてますので、
存分に個性を引き出していただけたらと思います。(笑)
素敵なボードができると良いですね!」
「⑤ 以降 鈴木さんに一任します。」
といった感じで、
励まされながら進められたという感じだったのです。
製作に向き合っていただいた木工所、そして塗装で相談にのってもらった塗装屋さんがいて
完成させることが出来た訳で・・・
私自身はタダの杢好きな材木屋のおっさんって言ったところな訳でありまして、、
みなさんありがとうございましたという気持ちです。
お客様から届いた写真です。
検討時に送った加工前写真
完成したと連絡を貰い木工所へ引取りに行った際の写真
端材も全て取っておいてお客様へ一緒に送りました。
端材まで木取りしてカットすれば良かったと後で思いましたが、
納期等バタバタしており、そこまで余裕がなかったことは反省
端材を活用していただいている
お客様からの写真
木工所へ引取りに行ったその足で塗装屋さんへ届けて
塗装の相談。
割れの部分、柔らかい部分、
木が好きで木の塗装に詳しい塗装屋さんなので
とても頼りになりました。
最終的にはお客様とも相談してウレタンの艶消し仕上げとなりました。
塗装を終え、木材倉庫に戻ってきた時の写真
抽斗の厚みは25mm
正面の材面から木口面に繋がるスポルテッド模様が良い感じ(木口フェチ?)
運送屋さんへ依頼するのに梱包前の写真
お別れの時・・?=
スポルテッドブナ材がTVボードとして広島へ旅立つ準備の時
(元気でね、可愛がってもらってね!と)
やはり木口面を中心に写真を撮っていることがわかる。
木口フェチ、スポルテッド材は特に材面~木口に繋がる部分が美しい。
材はみんなそう、
材面の木目から繋がる木口面の年輪、そして木裏
本物だから嘘がない。
嘘のつきようがない。
今、広島の地でTVボードとして過ごしている。
市場で競り落として、ここ新潟の木材倉庫で3年ほど乾燥させながら寝かせ、
そしてテレビボードに生まれ変わり、広島で過ごしている写真をいただく。
何だか生き物みたいでしょ?
木には意思があっていきたいところへ姿を変えて行く・・みたいな・・
やっぱ生きてるよね?
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