MUKU-DATA  ウォールナット 1105x440x30mm (2枚ハギ用 220 x2枚)
DIYにてウォールナットでデスク?テーブル?を作るとの事で
当初は一枚板で巾440mm以上、厚み30mmのもの探していらっしゃったのですが
30mm程度の厚み(一枚板としては薄い、この厚みだと乾燥過程で反り易くなるし、
仮に6mm反ったとしたら表裏平らにするのに-12mm なので
厚みが仕上げ厚で18mm程度になってしまいます)のものがなかなかなくて
2枚ハギで30mm仕上げで製作する方向になった。
DIYは慣れている感じで、2枚のハギ合わせを自分で行うとの事
木目はどんな感じが良いでしょうかねぇ・・ と
(これ、口にした以上は、責任あるよなぁ・・なんて思いながら・・)
通常、平割材の2枚ハギで、現地挽き梱包材の中の数十枚から木取りを行う訳ですが、
木目の表情は一枚一枚当然違う訳でして、、
用途によってはウォールナットであればそれで良しって場合も多く
でも、天板ってなると毎日触るものだから木目やその表情は大切な要素となるかと思いつつ・・
果たして・・巾ハギ用で、全ての材をチェックしてこの2枚を選択するなんてことは
きっと材木屋としては全国広しとも果たしてやっているところはあるのか?
やれたとしてもどこまでできるんだろう??
などなど・・
でも本来であれば、平割材でも節、杢、柾、など細かすぎる仕分け、
をやっていれば尚良しってことではあるよねぇ・・なんて考えたり。。。
で、出来る範囲で精一杯って事にさせていただいた。
なんだか、上記の話、言ってること分かり辛いのかもしれませんが・・
果たしてどこまでやるべきかと凄く葛藤がある訳です。
梱包の中から3.6m材を3枚取り出し
検討
(お任せしますって言葉を思い出しつつ、
自分だったらこれかな? でもここ入れたらどう思うんだろう?など)
必要サイズは1.1mなので条件は両端からのカット
2m付近が凄く良かったとしてそこが欲しかったとしたら
真ん中からの木取りだと3分割になり、単材は極端に用途が限られてくるので
通常であれば割増しなど戴かないと割はあわないであろう。。
この3枚はキャラクターになるような節がなかったが、
もしあったら・・
節は通常評価は欠点
まだ良くお付き合いもなくお互いを知らない者同士にとって、
いくら個人的にこの節の部分が良いって思っても、
もしかして先方さんは、欠点材を混ぜてあそこはいい加減で儲けている?
なんて思われたりしないだろうか・・
と、、、
1.1mの2枚を木取りするだけもあれこれと考えてしまう。。
取り出した3枚を眺める
離れて眺め、近くで眺め、1.1mで切り取った場合を眺め・・
ここかなぁ・・と木裏を確認すると一枚は元付近から痛みが少しあったので
1.3mほどでカットして木裏元の傷を除いて1.15mへ
敢えて少し白太を噛ませた方が表情が出るよね?
どう?出るよね?とお客さんの顔を思い浮かべつつ自問自答
迷ったら、自分だったらどうする?と考え(与えられた条件の中で)
これを実行したら、多くの人はどう見るだろう?とする。
少しお付き合いが始まりお互いの事が分かり始めているなら、
お任せされて迷ったら自分だったらどうする?
それをやったら多くの人はこう見るよね・・ きっとお客さんもこう思うかもしれない。。
でも自分はこっちが絶対良いと思うしちょっと強行してみようって
感じかもしません。
まぁ当然、基本はお客様好みの尊重ですけど。
粗木の状態でこんな感じ
削って良くなる場合もあるし、え!?って何か出てくる場合もあるし、
ふ~んってさほど変わらないこともある。
プレナー掛けまでっていう事でしたので
こんな感じなりました。
目詰まりが良くもっと根元付近は流れる杢を期待はしていたのですが・・
削るとまた思っていたものと少し様子は違います。
気持ち的にはやれることはやったので、
嘘なく自信を持ってお渡しさせていただきました。
こんな感じで宜しかったでしょうか?
どうもありがとうございました。

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