■ MUKU-DATA 杉 柾目
杉の柾目材を使ったテーブル等の材の段取りをしています。
あまりもくもくしいのはお好みではないようで、
柾目の2枚ハギ等で全て製作することになりました。
丸太を製材した際は、板の真ん中に走っているのが板目、
板目がなくなり辺材までの両際が柾目となる訳で、
左柾目3割、中心板目4割、右柾目3割程度の割合となります。
350mm巾柾目を取るなら約巾1mほどの大きな木が必要になります。
今回は柾目でも極上の目細ではなく節もあり柾も流れてはいますが、
板目とは明らかに違った雰囲気の家具になるだろうと思います。
同じ杉でも、板目と柾目では全然違った見え方になりますし、
意味合いも違ってくるかと思います。
足りない柾目部分は芯際で反りのある大きな材を半分に製材してから
柾目部分を狙って製材します。
大きな板を割るのは勿体ないようですが、柾目を取るにはこれ位の大きさが必要になります。
芯際で反りがあったので柾目挽きしました。