MUKU-DATA  杉に巻き付いた藤 

今年の連休は晴天に恵まれて行楽日和、
連休後半は県内周辺をツーリングしながら山の緑を堪能させて貰った。
やたら目に入ってくるのが季節柄、山々に咲き乱れる藤の薄紫色。
道中通過したどこだったかの渓谷は藤の紫一色で染まっていた。

杉の巻き付いた藤はクリスマスツリーのように
杉の木が紫色の花を咲かせているようで奇妙に見えた。

こんなに藤の木って多かったっけ?と今朝少し調べてみたら
山に藤の花が多いのは山が荒れている証拠
木に巻き付きながら成長する藤蔓は木の成長を妨げ最後には樹木を枯らしてしまうらしい。
なので山主は藤蔓があると鉈で刈り取りながら山の木の手入れをしていたらしい。
(なるほどねぇ・・ 杉の木に咲く藤の花なんて、以前は見なかったもんね。。)

植林された杉の木ってやっぱり人の手助けがないと自生できないのかなぁ・・
このまま手入れをしないと生命力の強い蔓系の木に支配されていくのでは?

もう20年ほど前の話だけど
近所の藤棚にあったサヤエンドウみたいな藤の種を持ってきて
枕元に置いていたら数日後の真夜中にパーンって音を立てて
割れてビックリした事があったけど
なんか不思議な力を感じたんだけどあれって後で調べたら
種子を遠くへ飛ばす為に弾けるらしいことがわかり妙に納得したんだけど
凄いよね、植物や木の生命力って。。

もしだったら藤のさやのまま採取して部屋に置いておいてみて。。
ビックリするよ、弾ける音と子孫を受け継ぐ為の自然の力に。。