
■ MUKU-DATA ipad スタンド 適材探し
図面が送られてきたのがひと月半前で、お店がオープンして1か月が経過した。
仮で既製品のipadスタンドを使っているとの事だが
なかなか適材が見つからず、昨日遅れている事の詫びの電話を入れた。
330×310×180mmの厚物の芯去り材がそもそも見つからない。
ブビンガで大きな厚盤があるが、そこから木取りしてもそもそも予算的に合わないだろう。
しかもブビンガの赤で良いのかどうか・・?
厚盤はあっても150mm程度、欅や神代木・・
神代の上に神代のスタンドでは何だか引立ってこない。。。
単体でみればいいのかもしれないけど、何の材種の天板の上に置くかで
その見え方も違ってくるだろう。。
正確な予算と材種指定が特にある訳ではなく、
そして図面があるがこれに絶対拘っている訳でもなさそうだ。。
ある意味、金額と出来上がったものがトータルで見た時に
それが欲しいかどうか?という
こちら側としては何の木を使ってどういったものを作るか?
を半分任さられているような状態でもある。
今までなかったものは図面だけでは判断が付き難い。
現物を実際に製作して、これどうでしょうか?と見て貰わないと
お客さんもわからない事もあるだろう。。
お任せ、、、の怖さでもある。
だいたい、この今までになかったもののお任せは
失敗に終わる事が多い・・・(過去何度も経験済み)
適材はないし、モヤモヤした気持ちが続いている。
もっとイメージできるように段ボールの切れ端でipadの原寸大を切り取ってみた。
これって材木屋の仕事・・?
何をどういった材で製作するのがいいか?は
材を提供する材木屋の仕事の一つでもあるだろう。。
適材が見つかった時に、材の力を借りながら一気にいい方向へ
導かれれる事もあるのが材木の力。
無い脳みそがショートしそうな、いいトレーニングになっている。







