MUKU-DATA  スポルテッド栃 ウクレレ材木取り後 

3~4年ほど前に随分傷みのあるスポルテッド栃(佐渡産)をご購入いただいた
ギター製作者さんから木取りをしたウクレレのボディーに使われるトップ材を
見せていただいた。

この部分の黒い筋模様が良いからと材を挽き割るも
スポルテッド模様は年輪を刻む木目とは異なり菌が縦横無尽に走った痕なので
挽き割った数ミリ下の黒筋模様が同じではない事があり
ブックマッチとして使えない部分も多いらしい。
なるほどねぇ・・と納得。

弊社はギター用部材を想定している訳ではないが
ギター製作の方に過去数件、部材を供給させていただいた事がある。
それらがどのように木取りされて、どんな素敵なギターへと生まれかったのか・・?
追跡していないのでわからないが
こうした傷んでいたスポルテッド材が使われギターに生まれ変わった姿を
是非見てみたいものです。

過去にギター用として持っていっていただいた材は、、
神代栃、神代桜、神代タモ、神代杉柾目、スポルテッド栃、栃のバール、
栃の虎杢、楓の瘤のある衝立、シナのキラキラ、樺のキラキラ、
杉のうねった柾目、インドローズ・・・他にも何かあったような・・
どれも個性的で、その一枚のどの部分を使ってギターのボディー材にするのか
みなさん材を見て瞬時に判断しているようです。

建築用資材であれば、これはこう使おう・・ こっちへ向けよう。。
と常に思考はできているのですが
相変わらず材を見た時に、ギター木取り部材用として頭が働きません。。

悔しいので1年ちょい前に買ったヤングギターの木材特集を読み返していました。