MUKU-DATA  杉 2440 800-930-820 t63mm  新潟市江南区 Y様

来ていただいた人たちに腰をかけて休んでいただく為の大きな一枚板テーブル
と話されていた。
杉というと板目が真ん中に1本通ったものが多いが
これは枝等が多くあった樹だったのでしょうね。
一部抜け節もあるし木目もウネウネとしています。

キレイな杉より、より自然な感じの板というのがお好みのようで
塗装も自分で蜜蝋ワックス等塗るので、塗らなくていいと言う。

仕上げ加工を終えた材面を見ると
油分の多い癖のある木だな・・と思いました。

昨日、お届けしてきたのですが
皆さんが集う休憩室は現在プレハブで建設中
ご自宅も寄せていただきましたが、木の家、
玄関式台の欅一枚板からはじまり廊下は欅の雇い実の巾広縁側板・・
古い建物部分は築150年って言ってたかなぁ・・(200って言ってたかなぁ・・)

木は磨くと光るんですよねぇ~
大切に手入れをして生活する。
何代にもわたり受け継がれ、大切に使われてきて触れる木部は
何とも言えない色と艶、深みが出てくるものですね。。
改めて実感しました。







こちらが古民家部分の杉の梁
長く使われ現在も手入れされ続けている。
深みのある色と艶は、大切にされ変化し続ける木ならではの質感だと思う。
この一枚板天板も50年、100年と皆さんに使われ
この梁のような雰囲気になってくれるといいなぁ・・

ここを見て古材の梁、柱の事で少し思った事があるが、
古材自体は雰囲気があり魅力ある部材も多く
それを新築の際に化粧材として取入れた場合に
そこで完成ではなく、やはり使いながら時々磨き手入れを続けていかないと
きっと放たれるオーラは薄まっていくんだろうなぁ・・と感じた。
新材であろうが、古材であろうが、
木は磨けば輝く。応えてくれる素材とも言える。
更に深みを増して変化し続けていくのでしょうね。