MUKU-DATA  揚輝荘 伴華楼(ばんがろう) 

昭和4年竣工、設計は鈴木禎次 氏
古い木造建築は職業柄、見ていて楽しいし、とても勉強のなる事が多い。
なかでも社交場を兼ねた別邸、別荘などは
亭主の趣味嗜好が設計に反映され木を使ってできた大工技術を見る事ができる。
施主、設計者、職人技術、そして素材としての木材・・
各所を見ているとその造作ができる過程での人間関係まで垣間見えてくる。

何故にそこは柾使いでそこは板目使いなのか・・?
これはきっと施主の意向があっての事だろう。。
自分だったら、この材を使うだろう・・
こんな納め方があるのかぁ・・

材木で納められた造作を見ながら
いろんな部分が刺激される。