■ MUKU-DATA 


山葡萄の蔓の樹皮で編まれた籠やバッグ
田舎の方へ行くと道の駅や工芸品店などで時々目にし
凄いよね、こういったものって・・と眺めていた。
普段使いできるバッグや財布などもいいけど自分が持つにはどうもしっくりこないし
価格もそれなりにする。(山奥へと入り、蔦を刈り取り採取して・・と
その労力を考えたら決して高くはないと思うが)
先日山奥の方へ行った際に立ち寄った物産館みたいなところで
遂に普段使いできる山葡萄の樹皮が巻かれたボールペンを発見した。
これだったら普通に使えるなと買ってきた。(1800円)
ポケットに入れて山葡萄の樹皮を触っているとザラザラした質感が癖になる。
少し艶が出てきた部分もあるような・・
少し調べてみたら、あるわあるわ、未知の世界
建築でも網代を基本として何種類かはあるんだけど
蔓や樹皮も編み方は何十種類もあるだねぇ・・(かごや様 編み法)
山や川、自然が直ぐ近くにある、生活の一部としてある日本って
凄いなぁ~って思う。
日本人に生まれて良かったなぁ・・って思うし
大切に次世代へ繋げていかなかきゃいけないものだよねぇ。。
こういった自然なものを山からいただき、生活の道具を作ってきた知恵や技術
その作られたものはどれも美しい。





■ MUKU-DATA 葡萄の木(マイ葡萄)
木は伐採されて木材になってから、そして木製品として使われながら
さらに変化、深化していく。
木は育つというが、この葡萄の木は製材してもう直ぐ3年が経とうとしているが
随分と熟成されてきた。
木材倉庫の方に葡萄の木の見本として置いていた
マイ葡萄、、
はじめの頃は製材後、キレイに洗いお風呂にも入れてあげ
営業中は車に乗せて、夜はサンダーを少しかけてオイルで磨いてあげて・・
と随分と可愛がっていたが倉庫へ見本として持っていってからは
目にはしていたが触ったり持ちだしたりしていなかった。
数日前に何だか少し寂しそうだったので本社の方へ持ち帰り
今はまた手元に置いている。
昨夜は音楽を聴きながら布巾でゴシゴシナデナデとやっていた。
何でもそうだと思うけど、
毎日の積み重ね、毎日少しづつ3分磨く、一緒に居るって事は
一気に30分磨くよりも何かが違うように思う。
3年経過して随分といい雰囲気にもなってきた。
木はやはり手入れが必要だな、手を入れる事で深みや艶が増すものだなと思う。
古いお宅の深みのある板の間の独特の艶感は、木ならではで
手入れされた木の家っていいなぁ・・と思う。
木に住人の気持ちがプラスされているのだろう。。
木が材木として使われて本当の良さ、深みが出てくるのは
10年、20年、否、30年、50年辺りからかと思う。
(ちょっと放置しててゴメン、)
近くに置いて、また葡萄の木の手入れを再開だ。











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■ MUKU-DATA 葡萄の木を製材したもの
ひと月前に製材した葡萄の小さな板が
ある程度乾いてきて捩れて良い感じに変化してきたので
少しだけ樹皮を取って小綺麗にしてあげた。
あとはDIYでお好きなように磨いたり、使ったりする間に自分仕様に変化してくれるだろう。。
この葡萄を触っていたら何故か昔のCMのキャッチコピーが頭に流れてきた。
「なにも足さない。なにも引かない。」
熟成というワードからなのか、ワイン繋がりなのか、
自然に捩れる姿をみてなのか・・
サントリーさんの広告年鑑シングルモルトウイスキー山崎を見てみる。
なにも足さないシリーズの中でフレスコ編と備前焼編に書かれてある以下の言葉
**************************************
『歳月には力がある。歳月を養分にして、この琥珀色は滴った。だからピュアモルトの香りは、言葉に溶けてしまわない。はっきりと呟きが聞こえる。凛としたモノローグである。朴訥だが明晰。シンプルだが、奥が深い。なんという矛盾だろう。静謐があって、覇気がある。ゆったりと、鷹揚で、大きな流れと、縦横無尽に闊歩するものとが、同居している。なにも足さない、なにも引かない。ありのまま、そのまま。この単純の複雑なこと。
日本のウイスキーのふるさと山崎から
サントリーピュアモルトウイスキー山崎 』
**************************************
「ピュアモルト」の部分を「葡萄」に替えて読んでいいし、
「この木」「一枚板」などに入れ替えて読んでみても深い。
う~ん確かに・・言えるって思ってしまう。
ありのまま、そのまま。この単純の複雑なこと。。。。。
これってまさに木じゃん・・
そこまで大ごとではないんだけど(なんか随分と壮大な葡萄になってしまったなぁ
この自然に逆らわずに捩れていく姿の葡萄ちゃん、
ウイスキーのお供としても手元に置いて触って可愛がってあげてください。
参考:葡萄の木








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■ MUKU-DATA 髙山葡萄園 様 4/26
約ひと月前に、ご近所の髙山葡萄園さんが来られたので
色々と葡萄の話を聞いていたら、園内を案内してくれるとの事で
軽トラの助手席に乗せてもらって連れて行っていただいた。
葡萄の木に興味をもったのは大工さんが薪にすると積んであった丸太の中で
葡萄があり、1本いただき製材して様子をみてからの事で、
まだこの1年ほどのこと。。。
髙山さんの話では、生産性が悪くなったら伐採して他の木に植え替えるそうで
園内の葡萄は約30~40年生が主だった。
葡萄園をまじまじと見るのは初めてで(ブドウ狩り等は行ったことがない)
梨や桃などと違って、一本の樹からの枝が広く四方へ伸びているので
木の本数がそれらに比べて少ない事を知った。
一反に対して10本もない程度、5~6本の印象。
殆どが接ぎ木された木だった。。
材木屋的にはクラロウォルナットのように接ぎ木部分を含めて
製材してみたい衝動に駆られた。
先代の創業者さんが取っておいたという
タノレッドという品種の幹の部分をいただいた。
(調べてみたら、新潟の田野さんって方が初めに作られた品種のようで
この幹は実生と言っていた)
倉庫に長く置いていたそうで、大切なものであろうに・・・
製材して何か形にしたら、その一つでいいので記念にくださいと、、
大切なものを託された形になってしまった。。
そんな大切に残されたきた葡萄の木の断片・・
何にしたらいいのかなぁ・・とタノレッドと対話を続けている。
園内を案内していただきながら、初めて聞く言葉ばかりで、
品種は多分写真順にロザリアビアンコ、安芸クイーン、クイーンニーナ、藤稔、、
とメモがあるのでその順になっているのかと思う。。


接木部分だぁ・・

伐採され廃棄されたらしい。。。一歩遅かった・・


これって・・・?
樹液が滴るように落ちてくる。
この瑞々しさって凄いなぁ~ 葡萄
!







凄いなぁ・・葡萄・・
樹齢40年ほどでどれだけ多くの人に恵みと喜びを与えてきたんだろう・・
こういう姿を見ると、益々葡萄の木に対して愛情が深まってきます。
対話を続けるタノレッド


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■ MUKU-DATA 葡萄の木
常に一緒に居て1か月経過
葡萄の木の話ばかりですみません。
今、一番身近にあるものですから、ついつい意識も多くいくし、
都度そのプロポーションや愛おしさでハッとさせられカメラを向ける事も多いので。。。
葡萄
日記をはじめて今日で丁度ひと月が経過しました。
部分的にサンダーで磨き、蜜蝋を塗り、晴れた日は車のボンネットの上で
日光浴をさせてきました。
昨日久々に木材倉庫にある共木の兄弟葡萄と並べてみましたが
随分と見た感じ変化で出てきました。
愛おしいマイぶどうの姿をみてやってください。
木はやはり使い込むほどによくなるものです。
昔、土間に沿って木の縁側があった頃、母やばあさんが良く雑巾掛けをしていたもので、
黒光りした縁側は初夏は新緑の緑を拾い、秋は赤みを帯びた紅葉の気配を感じる事ができました。
この葡萄の木はたかがひと月程度で何も手を加えていない兄葡萄とはこの違いです。
是非、皆さんも身近にある木の家、床、木製品、など
使い込んで磨き倒してみてください。
きっとあなた仕様の特別な物、存在へと変化していくかと思います。














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■ MUKU-DATA ローテーブルの脚を検討 天板:インドローズ
インドローズ天板を載せる木の脚、、
この個性的な一枚のローズ、さてどうしましょうかねぇ・・・と
漠然と木材倉庫で話していたのは約ひと月ほど前、
天板の個性が強いからシンプルにしたらどうか?
もっと野性味ある神代栗の裂けた丸太の半割を1カ所入れたてみたらどうか?
話は尽きない。。
木の脚でいく事は確定なので、漠然としているイメージを
今度は実際に作ってもらう木工所で相談することにした。
オリジナル家具や木製品の発注経験があり、木を愛し理解する依頼主、
貼り物は作れないが無垢材なら何でもでき前向きに相談にのってくれる木工所、
天板部分の販売と依頼主と木工所の橋渡し担当の私
3人での相談が始まる。
はじめまして、からの依頼主と木工所だが、
木が好きな者同士、変な遠慮は不要、
直ぐに具体的なこの一枚板での脚はどうするのがいいか・・と話が始まる。
この不定形な形の一枚板の脚を相談するのに、
現物がなければ話のしようがない。
木はやはり現物を見ないと答えは導き出せない。
だから難しいけど面白い。
オリジナルを作るという事は、
とても時間がかかるし、果たして時間と手間をかけ完成したものが
規格品・既製品を越えるとも限らない。
オリジナルは失敗の連続、、、
規格品は何度も失敗を越え調整され完成された形
時々、このように自ら材を選び、自ら考えているイメージを
プロの木工所に依頼して作っているお客さんが何人かいる。
材を販売する我々も、イメージを具体的に形にする木工所も、
このようなオリジナルな事は決して楽で儲かる仕事ではない。
ではなんで引き受けるのかと言えば、
ひとことで言えば「木が好きだから」に集約される。
発注者のアイディアを木を使って形にする。
イメージを具体的に形にする。
何度も何度もやりとりを繰り返す、お互いの思考が見えてくる。
自分に持っていない考えがあり、自分の考えも受け止めてもらう。
そこにはただ単にモノを形にするだけでない、
人との付合い、人間性みたいなものも見えてくる。
以前誰かと話したことがあったが
A:凄く出来が良く尚且つそれ相応の値段、なんでこのレベルでこの値段でできるんだぁ?
この品質からすればこれはリーズナブルであろう。。
B:依頼主に真正面から向き合い、一生懸命作り、技術はAより劣るが
+α、Bオリジナルな工夫が少しだけ入り、見た目Aより少し劣るかもしれないが
価格はAと同じ
みたいな仮説、、であるならどちらに頼む?と
何人かに聞いた事があった。
(ちょっと仮説が上手く言えていないが、)
手仕事ってのは「誰に作って貰うか」も大きな判断基準の一つとなっていて、
ずっとそばに置いて使うものは、
それを作る人が好きかどうか?
相性が良いかどうかってのも大切な要因で、
だからそういったイメージを形にする過程でお互いに屈託なく何度も考えを言い
調整する過程で人間性みたいなものが垣間見えてきて面白かったりする。
材を選び、作るものをイメージし、イメージに近いもの、
それ以上のものが生まれていくかもしれない過程
これは「在る中から選び購入する」選択する行為とは別次元な
形のないものをみんなで話し合って形にするという
出来上がる前段階からのその過程を楽しめるとても贅沢なことだとも思う。
先日別なお客さんが言っていた「カタログ人生」って言葉を思い出した。
(カタログ人生ねぇ・・・選ぶことはみんな長けてるけど、
完全オリジナルとなると、できる人が極端に少なくなるのかと思う)
木って何だろう・・って思う。
いろいろな人と人を繋げてくれる。
大切な事を教えてくれる。
一つとして同じ木目、同じ形がない材
その脚を、さてどうしましょう・・?と考える時に
現物がなきゃ、どう考えても話しにならないですよね。。。
今回はどんな木の脚になっていくのか・・・
自分が作る訳ではないけれども、少しの緊張とドキドキした感じがします。

今回はこのインドローズの一枚板天板に、どんな木の脚ができるのか・・・



依頼主さんは自分のイメージをアプリを使いスケッチしてきた。
木工所さんはシンプルな脚とだけ聞いていたので、一旦軽く考えたが、
まずはどういった物が作りたいかを良く聞いてから具体的に形にしていこうと
事前のプランは止めたそうです。押しつけになるといけないし、と言っていました。
しかしこのソフトいいなぁ・・提案するのに分かり易いし、
自分なんていつも手書きで時間かかるし、何度も何度も消しゴムで消して、
紙が破けてしまったり・・であちゃちゃ・・って感じ。使えるようにチャレンジしよ。

もう一つの別プランでの現物検討
実際に天板に脚となる部材をあてて見ると、色、大きさ、形、色んな事が見えてくる。
やはり現物なしでは話ができない事を感じる。
だから木は難しいし、面白い。


試しに、シャレでマイ葡萄も当ててみた。。
結構イケる? マイ葡萄!? でもこれマイ葡萄ですんで。。。

蝉も話し合いに参加

あっという間に時間が過ぎていきますね・・今日はこの辺で。。。
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■ MUKU-DATA 一枚板天板:ウェンジ 10年以上使用
事務所脇の打合せ用として使用しているウェンジの天板の艶です。
特にメンテナンスはしていません。
時々何かにオイルや蜜蝋など塗布した際に、まだオイルの染みた布で拭き取ったりしますが。。。
そうそう頻繁には手入れなどしていない天板です。
ここのところ、葡萄の木を手にしてから、
木の良さって何だろう・・・と更に考えるようになっています。
先日木質系塗料メーカーさんが来られた際にマイブドウを見て貰い、
木と塗装の事を話していたのですが、
(その方は経験豊富で海外での営業もされている木の塗料に関しては精通している方)
話を要約すると、各塗料メーカーに大差はなく
「木をメンテナンスしながら可愛がる事」でハッとする雰囲気に変化していく
という話でした。
ヨーロッパで見た木のテーブル、何度もオイルを塗り込みながら
使い込まれたその板は凄くオーラが出ていたと言います。
今、実験的に毎日触っているマイブドウ
部分的に帯鋸肌を残しつつ、一部分はサンドペーパー#800番まで使い磨きをかけたり
晴れの日は日光浴をさせたり、、寝る時は足元に出っ張り部分を上にして置き
ふくらはぎマッサージをしたり・・・
触った質感は人の手の温もりに近いなぁ・・なんて思ったり、
叩いてみるとどんな音がするんだろうと裏や表をコンコンと叩いてみたり・・
色々と急激にやっていますが、
ふとウェンジの天板に置いた時に感じるのは
10年特にメンテナンスなどせずに使ってきたウェンジ天板の鈍く光る光沢には
ここ数日のサンドペーパー等では出せない何かがあり、敵わないなぁ・・
というのが実感です。
木を自分仕様、その人らしい物へと変化させるのは、
長く共に歩む年月「時間」が必要なんだと感じます。
いいですよね、長く大事にしながら使っている物って。
なんせ大自然の中で何十年、何百年と生きてきたのですし、
そう易々とは簡単に自分色には変化してはくれないですよね。。。
共に歩む、長く一緒に・・ ですね。

芯持ち部分は割れが生じてきた。
製材後、まだ何も手を入れていない葡萄で、マイブドウの共木の兄弟です。
自然な割れも力強く美しい。。。


マイブドウとして迎え入れまだ10日足らず・・
部分的に磨いたり蜜蝋を塗ったり、でも使い込んだ感にはまだ若さがありあり・・
古い盆栽の鉢なんかで良く耳にする「時代が載って、いい味、出してますね・・」には程遠いマイブドウ
お披露目するにはまだまだ3年、5年は必要かな・・
共に歩んでいきまぁ~す。


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■ MUKU-DATA 葡萄の木 葡萄
日記スタート 2021 7/2~
先日から気になっている乾燥過程で歪な形になった葡萄の木
三つあるうちの一つはデザイン関係の方に渡し、
先週の夜は木材倉庫で、建築家、木が好きな教授にこの葡萄の木を触ってもらいながら
遅くまでまだ用途がないこの葡萄の事、この歪んだ葡萄の板の可能性、
人にどう影響を及ぼし、人はこれをどう使うのか?等
馬鹿げたような話を延々と続けて話は尽きなかった。
用途不明な木のブツであるからこそ、自由、
考え方一つでとんでもない物へと姿を変える・・(んなことはないか・・)かもしれない。
ところで普段使っているもので10年、20年と長く使っているものは身の回りに
お持ちでしょうか?
例えば皮製品なんかはありそうですね・・・
手入れを繰り返す事でどこにもないその人仕様の風合いが出てきますよね。
例えばクラシックカー、遠出の際は常にハラハラしますよね
でも愛おしい、手放すことができないって感じなのでしょうね。
木製品ではどうでしょうか?
何かありますか?家具、器、小物・・ 意外とこれが毎日材木を扱う自分自身も
ありそうでない。
事務所脇のウェンジのテーブル天板が10年選手くらいかな・・
自宅のブビンガ天板は20年以上経過していますがウレタン塗装が施されてあるので
残念ながら深みが増した感がありません。
竹細工や工芸品などもありますが、日常使い込んではいないので
いまいち自分仕様に変化していません。
そこでふと、妙に触った感じが安らぐ、この用途不明な歪んだ葡萄の木を
毎日身近なものとして用途不明なまま使い込んでいったら
何になり、どう変わっていくのか?
無性に興味が湧いてきて、早速昨日は自宅へ持ち帰り、
一緒にシャワーをして洗ってあげました。
半分は実験というか興味本位、もう半分はほんと触っていて気持ちいいので。。
きっと凄すぎる手放せない自分だけのものへと変わっていってくれるのではなかろうか・・・
と少し期待もしています。
思い付きで始めることですので(つまらないと直ぐにやめるタチなので)
いつまで続くのか分かりませんが
タグに「葡萄日記」を追加し、
日々この葡萄と共にどう生活していくかを時々書いていこうかと思います。

帰路、車に乗せてコンビニで買い物

初シャワー完了
住人に怒られはしないかと少し遠慮気味に・・・
子供の頃、拾ってきた子犬を親に内緒にしていた時の感じと似てるな・・
シャワー時は木裏の出っ張りの部分を上に向け、踏み竹の用途で足裏マッサージ
きっとなんだどうした、何が始まるんだとこの葡萄の木も驚いている事だろう。。

コンビニで買った缶酎ハイ、葡萄の木なので、葡萄を買った。
これからよろしくね
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■ MUKU-DATA 葡萄の木
春先に製材した葡萄の木
乾燥する過程で随分と歪みながら水分が抜けていった。
割れ止め処置等何も行わずに、この木の特性も良くわからないまま
製材後に時々様子を眺めていた。
4枚製材したうちの芯に近い1枚は大きく割れが入った。
良く見ると木目はレースウッドのような面白い杢が出ていたので小さな部材に何かなるかなぁ・・・と考えていたが
乾燥すると同時にみるみる材は上下左右に歪み(一応多くの木と同じように木表側にU字に反った)
写真のような状態になっていった。
何も手を加えずに自然に反って歪んだこの姿も悪くはないなぁ・・
これは何かこの曲りを活かした器か何かにしてはどうだろう・・
一枚板の天板やカウンターを普段から仕上げ、納品されていただいているが、
前々から感じていたキレイ過ぎる機械加工された一律の姿に、
少し疑問を抱きつつ最近それが確信へと変わりつつある。
以前都会の家具屋さんで目にした一枚板、
人気の色の濃い材種の板だけが、1600mm / 1800mm/ 2000mm と長さごとに
キレイに何十枚も整理整頓され、整列させられているようで少し違和感を覚えたこと。
和食割烹のカウンターで(確か内装デザインは店主さん、造作は知り合いの大工さんだったかと思うが)
機械加工とは違った表面の微妙な窪みや端っこ部分の厚みの違い、
カウンター裏側を手で擦ると殆ど仕上げされていないザラザラとした粗い質感・・
それが妙にずっと指先に残っていて気になっていたこと。。
最近、神代杉を納品させていただいたが、DIYでサンダー仕上げするとの事で
粗木の状態のままからサンダー掛けが行われた。
少し上に盛り気味で乾燥した天板は、厚みを修正されることはなくそのままサンダー仕上げされたのですが、
なんだか見た感じも乾燥過程で少し反ってしまった感じも
ごく自然な姿として受け入れることができたし、
もしかしてむしろこっちの方がいいんじゃないか?と思うような仕上がりとなっていた。
一枚板を扱う材木屋の悩みの一つである反りや歪み
木の癖を強引に人の力(機械の力)で真っ直ぐ平らにすること自体、
もしかして仕上げ方として間違っているかもしれないなぁ・・・とまで
最近考えるようになってきた。
当然真っ直ぐでまっ平らは使い勝手もいいし、キレイな杢目が鑑賞性も高い。
もう一つの選択肢として、
支障のない程度の歪み、割れ、反り、こっちはより自然さを感じる事ができる。
きっと人の目は意識できないほどの僅かな曲線も感知しているのだろう。。
人の手や指先は言葉で表現できないほどの
微妙な質感を感じ取ることができるのかと思う。
昨夜は配達やら打合せやらで遅くに事務所へ戻り、
腰を下ろしたカウンター材の上にあったまだ何も加工されていない
この変形した葡萄を何気なく触った瞬間
手から伝わる質感、この曲り加減が妙に心地良くて・・・
肘を置くと座りの良い部分もあったりして・・
なんだぁ?この心地良さは!って
ずっと2時間ほど触ったり眺めたりしていました。
疲れた心身を吸い取って癒してくれるような感覚・・
素直な自分、人に戻れるような感覚・・・
優しい気持ちに戻れるような感覚・・
是非、この何も加工されていない葡萄の木をみんなに触ってほしいとも
思いました。
人が触れる部分に、もしこの曲がったままの質感を組み込むことができれば
本来の自然物である本当の木の良さに近づくことができるんだろうなぁ・・
とも思いました。






追記 2021 6/30
先日デザイン系の仕事をされている方と打合せをしている時、
この葡萄の木を触ってもらい、この木の話をさせていただき、
この用途不明(使い方は自由)な1枚を持って帰ってもらった。
後日、メールと写真が届いた。
運転中に膝にのせて軽く叩いてリズムを刻んだり、
彼女に寄り添ってくれて癒されているらしい、
この写真はその日は事務所で一人仕事だったので家から連れてきて
仕事の合間に肘をのせたりして休憩していたそうです。
用途未確定な、自然に曲がった葡萄の木
例えばファッションに敏感な若者たちが、
この手の自然木をファッションアイテムの一つとして方に掛けたり、
腰に巻いたり、頭にのっけたり・・・
「えっ、それ葡萄?良いじゃん!」
「わたしは林檎の木、良いでしょう?」
「どこで入手したん?」 「教えない。」
って・・
妄想はどんどんと広がっていくのです。。。
身の回りの物で何十年と持ち続けているものってありますか?
例えば皮の製品であったり、椅子であったり、・・
木は使えば使い込むほど、その人に馴染み、その人仕様に変化していきます。
用途未確定なこの葡萄の木も10年、20年、と使い込んでいくと
きっと特別な輝きを放つものへと変わり、
その人にはなくてはならない物へ変化していくように思います。
この中の一枚を私も「マイ葡萄」として傍に置いてみようと思っています。

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