MUKU-DATA  葡萄の木(品種:聞き忘れた) 製材
大工さんの所へ見積りを届けに行ったら、薪用にと色んな木や枝が積まれていた。
桐、樅、松、柿、・・ このグニャグニャしているのは葡萄らしい。。。
ブドウかぁ・・・
( 挽いてみたい・・・ )と心の中で思うのは製材所の性か・・
どうせ薪にするから欲しかったら持っていっていいよと言っていたので
ブドウを1本貰ってきた。
あとは暫く立ち枯れしていた柿の木、ちょっと黒があったので木口面は蒸けているようだったけど
こっちも挽いてみたい衝動。
葡萄の木は薪としてストーブに入れると木の皮がパチパチと飛ぶらしい。
パチパチ音が一層温かさを演出してくれそう。。
葡萄の木ってどんな材面なんだろう・・・
製材時は立会いが出来なかったが、挽いた材の皮むきなどして、まず香りを嗅いだ。
もしや葡萄の香りがするのでは?と淡い期待もあったがほぼ無臭。
良く見ると材面の細かな木目が面白い。
柿の木の方は傷んではいたけど、スポルテッド模様も混ざりそれなりの黒もあったりして
面白い材が取れたかとは思う。
市場や古い銘木店から出る材を探して集材していたが
ここ数年、どうもぐっとくる材に出会えていない・・というか、
見慣れたものばかりで少し気持ちの中で退屈しているのかもしれない。
(もちろん、ウォルナットや雰囲気のある色んな材は惚れ込んで買ってはいるが・・)
葡萄の木ってどんな感じなの?挽いてみたい!!
って、久々にちょっと心が高揚した感じだった。
そうだぁ!新潟は果樹が多いし、果樹としての使命を終えた樹が伐られて横になっているのを見るから
新潟の果樹系の材を挽くのも今後ありかもしれないなぁ・・ なんて思ったりした。
市場に並ぶ木、材木店・銘木店に置かれた材の材種は限られているが、
果樹や街路樹など雑木類で一括りにされているまだ知ならい材種の方が圧倒的に多い。
もしかして・・・ って材もあるのかもしれないね。
小さな材なんだけど、久々にワクワクしたんですよね。。
汚ったねぇー って言わないで
特にスポルテッド系は材に手入れする前は菌だらけなのですよね。。
汚いの反対側に美の存在
柿の木の一部は腐葉土のように黒く柔らかいものが詰まっている。
これが黒柿を作る養分なのか?
これが黒に関係しているいるんだろうなぁ・・
他の材種でも木の中にこうした腐葉土化している場合があるが、黒くはないし。。。
立ち枯れしていたらしいので、一部朽ち果てスポルテッド化している。
一部、良い黒も入っていました。
こっちは葡萄の木、
「葡萄の木」言葉の威力がなんかある。
葡萄園の看板材にもいいだろうし、ワインのお店の看板とか、小さな棚板とか・・
葡萄の枝はグニャグニャ曲がっていたから、ドアの引手とかにも使えそう。
薪にするっていっていたから、もうちょっと貰ってこようかなぁ・・
木目も良く見ると面白い。
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今日は311
あれから10年・・
あの直後から多くの人が無力感に襲われ傷ついていたことを思い出します。
仕事部屋には2011 3/11の日めくりカレンダーが貼ったままです。

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