■ MUKU-DATA 桧 AD 無地上小 4m~5m t33/36/38/45/55/65mm
格子戸を作るとのことで使えそうな材を選んで配達してきた。
建具材というと本来は巾が柾目になっている柾平材かとは思うが
格子組のサイズは30×40mm仕上げで 大面に30mm柾目使いで建具厚は40mmなので
建築用で使う板目の35mm厚前後が木取りするのに都合がいいらしい。
これらの桧の板類は、時々要望のある建築での枠材や床見切り材、敷居など用に
適材丸太が森林組合に出た際に買って製材して天然乾燥しているもので
弊社の在庫は杉の十分の一もない。
桧材は杉に比べて捩れや割れが入り易いので
問屋の人たちは立て掛けせずに桟入れして横に寝かせて保管するという。
なるほど、確かにそうかもしれない。
枠材というと板目の大面と両側面に節のないものであればいいのだが
建具材、格子となると裏面も無節のものが必要になってくる。
大体木裏面にはどこかに節があるので、選別、選定するのに一枚一枚チェックして
トラックに積み込んだ。
在庫の無地上小で使えるサイズは殆ど出してしまい、
足りない分は問屋さんから補充する予定だが
問屋さんにあった在庫を確認したら裏無地の良材で価格は倍以上だったが
そりゃそうだろうなぁ・・・
今朝、倉庫を眺めていて、節のある桧材のみが残っていたが
これらの活用方法を考えないといけないなぁ・・



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■ MUKU-DATA 内装用格子材 2m 40×6mm
内壁に使うチーク格子材
チークは石灰?を多く含んでいるせいか、自動鉋(プレナー)に通すと
刃先が細かく砕け、チークだけ削っている分には問題はないが
その後、例えば刃を変えずに杉などを通すと
チークで傷んだ刃物の部分だけ毛羽立ってしまうので
チークを削った痕は刃物交換の必要があります。
久々にチークの造作材の注文でしたが、、
そういえば・・ チークってと思い出した。
45mm厚のチーク平割材から素性の良い部分を製材したのですが
製材直後は、色抜けすることを忘れていた。
刃物刃物と気を取られていたが、もう1点、
製材直後やプレナー掛けした直後など色抜けするんでした、この木は。
仕上げた直後に梱包してしまうと
色抜けした部分が紫外線に当たらずに薄い緑色っぽい色が残り
まだらになるので、、
梱包前に立て掛けておくことにした。
夕方倉庫内に立て掛けしたが翌朝確認したら変化が少ないので
翌日は晴れ予報でしたので、屋外で少し灼くことにしました。
①製材直後

平割材から分増しして製材した直後の粗木のチーク
色抜けしています。


②自動鉋直後

製材直後少し色が戻るもまた鉋を通すと色抜けします。

③梱包前に一晩倉庫に立て掛けて見ることにしました。



④翌朝倉庫へ色の変化を確認
夕方立て掛けたので、ほぼ紫外線に当たることなく一晩経ちましたが
薄っすらと色が戻ってはいますが殆ど変化はありません。
やはり色を戻し濃くするのは紫外線が必要なようです。

⑤梅雨時、ラッキーにも晴れなので、紫外線で灼くことにしました。
先ずは午前中の東側の日光で



写真の左側から立て掛け始めましたがみるみる色が変化していくことが分かります。
写真の右側はまだ色抜けが残っているのが分かるかと思います。


⑥どうせ灼くなら、きっちりと灼いておこう!と
裏面もある程度灼けますが、直射日光に当たる表面ほどではないので
午後から反対面を今度は南から南西の太陽に当てる。



⑦灼き完了
夕方片付けにきました。いい具合にチーク色に戻り濃くなっていました。
ザ・チークです。



不思議ですよね、製材直後色抜けが激しい材種としては
経験上の話だけでいくと
パドックなんかも変化が激しいです。
他にウェンジ、ムラサキタガヤ、クラロウォールナットも一部色抜けします。
神代木なんて顕著ですよね、
製材直後白くなり、数秒でみるみる色が戻っていく。
紫外線というよりは空気に触れるだけで戻るといった感じです。
パープルハートも紫外線で色が濃くなると言われていますし、
確かパロサントもそう聞いたことがあります。
ブラックチェリーやキハダ、栗なんかはゆっくり時間をかけて
濃い色へと変化する木かと思います。
ウッドロングエコの塗料は塗装後の曇りの日はなかなか色が付きませんが
晴れの日は直ぐにダークグレーに変化してくれますし
逆に確かウレタン系塗料のセラウッドは紫外線カットしてくれる成分が入っているらしいです。
紫外線をカットした方がいいのか、灼いた方がいいのか?
材種にもよるのかもしれませんが・・
自然のまま派かなぁ・・
ここ数日、暑い日が続いていますが、連日Tシャツになっている事が多いので
顔も両腕も直ぐに真っ黒になってしまって・・
肝臓悪いんじゃね?なんてよく言われます。。(お酒注意します苦笑)
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■ MUKU-DATA 天板:栓一枚板 2500 580×40mm 特注レジカウンター M様
娘さんが東京でパン屋さんを開店するらしく
お店の顔であるレジカンターを無垢の一枚板でという事で
ご両親から相談を受け製作させていただいた。
パン屋さんになるのが子供の頃からの夢だったようなお話をされていたかと思う。
カウンターを選んでいただき、下台は収納を兼ねた台
こういった形でいうラフ図をいただき、カウンター下台の
見える部分のL型は木の縦格子がいいとの事で施工図を書き
連休中に大工さんに作ってもらった。
なるべくコストを下げる為に、下台は節のある巾ハギ材の無垢ボード24m 3×6を使用
全部組上げてしまうと重く、店内の設置の際にも搬入に不都合があるといけないので
下台は2つ、縦格子は2つで計4分割し
設置は大工心のあるお父様が現場で組み立てる事になっている。
格子材には杉の節の無い胴縁サイズ45×18mmを削り40×15mmに仕上げ
10mmの目透しとして格子を製作した。
製作に関しては木工所へ頼もうか?大工さんでも出来そうなものだったので
こういった細かな造作が好きで得意な大工さんに依頼した。
下台の見える部分を装飾(今回は格子)して
天板に一枚板を載せるだけで随分と上質なカウンターになるものだと思う。
例えば、天板がブロック集成材だとしたらかなり印象はちがったものになるだろう。
レジカウンターの製作依頼は初めてだったけど
施工図を書き、大工さんに相談しながら製作した事で
今後色々と応用ができそうだ。
例えば、
下台の見える部分は格子ではなく鉄板を貼り、天板には古材とか
杉の巾広の杢の腰板を貼り、天板は柾目巾ハギだと上品な和
色々と材と材の組合せ、木と異素材の組合せで
印象の違ったそのお店にあったものが作れるだろうと思う。
子供の頃からの夢、
ご両親からの応援と愛情のこもったカウンター、
そんな愛のあるパン屋さんっていいよね。





















■ MUKU-DATA 左:ユリノキ 右:栓(セン)
パン屋さんのレジカウンターの天板選び
2.5m 500~600mm程度
お客さんが選ばれたユリノキとセンの2枚を横にして、
どちらがいいか、実際に見て触っていただきながら色々とご相談。
栓(セン)を天板として使用する事になった。
天板を置く為の下台は簡易的なものでいいけど
内側から使えるように棚を何段か付けて欲しいとの事。
その程度であれば大工さんに製作してもらった方がいいかなぁ・・など
更にお客様から見える正面と側面の片側は板張りをして欲しいとの事
どんな感じの板がいいのか?
羽目板?挽きっぱなしの帯鋸目の残るラフな感じ?
色々と話している中で、格子をL型に取付ける事に決まった。
格子材自体、材料費は大した事はないが
大きめの板張りをするよりは、製作する手間は必要となる。
まぁ取りあえず見積りしましょう。
見積りするにはある程度詳細内容が分かる図面が必要だ。
CADが使えないので手書き
でも手で書くことは、実際に作る過程をなぞること。
細かな納まりや問題点、大工さんが作る際の手間なども見えてくる。
大工さんに問題がないかどうか見て貰って
もっと簡易的に作れる方向があれば、それに変える。
一枚板とそれを使って作る家具、
材木屋の立場は、お客様のイメージを形にする為に
それを誰が作ることが最適か?など
形にする為の中間、使える役割だなぁ・・とも思う。
手先が器用で自分で作れればなぁ・・とも思うが・・





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■ MUKU-DATA 岩室の家 金子勉建築設計事務所
金子さん設計の岩室の家、完成してから早いものでもう15年が経過した。
いろいろな木材を大胆に使っていただき、
当時を思い出すと材木の手配もやりがいがあったし、
独立仕立ての技術のある大工さん(杉井建築)もやる気満々で、
金子さんを中心にそれぞれの職人さんたち皆さんがチーム一体となり
気合入れて工事した思い出深い現場だった。
坪庭の木製建具廻りの補修で、ここ数日お邪魔しているが
時と共に、益々深みを増してきているように思う。
床材は経年変化で色は濃くなり、桧、栗、各所の化粧の杉材も
全体に調和している。
木はやっぱり年月と共に味わい深く変化するものだなぁと実感できる。
若い頃は、国の文化財となっている茶室など
なんでこんなに全部グレーになって煤けているようなものがいいんだろう・・・
と思っていたが、毎日毎日、木を触り建築の事を思い、今となると
その本当の良さという事が少し分かるような気がします。
そういった文化財級に比べたら、まだまだ木の良さは漸く出始めた感じか・・
そこで暮らす人に触れられ毎日木の床の上を行き来して
一枚板の栓のテーブルで食事をする。
少しづつ凹んだ傷ができ、
ツルツルした木の表面が自然な形でエージングされていく。
生活の跡の小さな傷は、外からの光をやさしく受け止めて静かな光沢を放ち
室内全体に柔らかな光と独特な空気感を漂させている。
桧の床や階段は色が焼け濃くなり、
栗の床も同様にチークのような色に変わっている。
桧も栗も色合いは同じようになり、脚の裏から伝わる硬さの質感が少しだけ違う。
もう10年、その先の10年、漸く本当の木の良さが醸し出されてくるだろう。
「オレ、この家、凄く気に入っててさぁ」と家の主が言っていた。
そうですよね!いいですよね!
大切に使われていてそこで暮らす人仕様に家も深化していると思った。






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■ MUKU-DATA 杉 上小・無地 30/36/40mm 4m 天然乾燥材
杉の側取りした節の少ない上小節~無節の造作材が溜まってきました。
赤身の外壁材を製材している為、ある程度の大きさの丸太を挽きますので
赤身を外した部分の源平(=赤白)と白の部分の節の少ない板が
どうしても出てきます。
その部分は通常は室内で使う枠材や格子材などの造作材として使えるものですが
粗木から加工するひと手間が必要になる為に
最近では室内の造作材は集成材などが使われる事が多いようです。
現場での職人不足と工期がない事などもきっと関係しているのでしょう。。
さて、溜まりに溜まった源平や白木の造作ですが、
何かいい活用方法はないでしょうか?
丸太から製材していきますので
必要な厚みの板には挽ける訳で、今までは造作材として需要が見込める
20mm/25mm/30mm/35mm/40mm その他厚物に
仕上がられるように5mm増しに製材して立て掛けして天然乾燥
物件ごとに必要なサイズで再割して大工さんの元へバトンタッチしていた訳ですが、
例えば12mmの白木厳選の羽目板用原板であれば18mm程度に製材すれば良いでしょうし、
家具用として、必要であればそのサイズに製材して天乾する事も可能です。
尤も、木の家での造作材も無垢の木で作れる事が一番いいのでしょうけど・・
杉は御承知の通り柔らかい木ですが、その質感は優しい気持ちにさせてくれます。
岐阜の市場なんか行くと、広葉樹倉庫と杉中心の針葉樹倉庫があるのですが
競りの際の様子も広葉樹倉庫ではガツガツイケイケなんだけど
針葉樹倉庫ではふんわりやんわりした感じで明らかに場の違いを感じます。
杉ってそんな優しく包み込む効果があるんですよね。
まさに杉並木の林道を走っている時に感じるあの静かな感覚です。
丸太の断面を見ていただくとわかるかと思いますが
板挽きした際の辺材付近は白、中間は赤白(源平)、芯に近くなると赤
同じ1本の丸太から色の違ったものが出来てきます。
造作材をある程度、白でまとめる事も可能です。(巾が広くなるとどうしても赤身が入りますが)
そこに柾目、板目、追い柾目、など木目なども併せて使い分けると
とっても面白い空間ができるのかもしれません。
あとは思う事は樹齢
例えば 300x300x30mmの同じ大きさの板で
樹齢30~40年と杉と、樹齢80年の杉では全然見え方が違うんです。
凄いなぁ・・木って!って皆さんが感動したり崇高なものに見えたりする木は
大概は100年、200年と高樹齢の木に反応されている事が多いです。
このこと、前々から試して見たかったんですけど
例えば保育園なんかの部屋で親御さんと同じような30年程度の杉を張った部屋
おじちゃんおばあちゃんみたいな80年生を張った部屋
そして人の寿命を越える200年、300年という杉を張った部屋
子供たちはどんな行動を起こしそこでどんな感じで過ごすのだろう・・?
って。。
これはきっと皆さんが想像するような結果になるのではなかろうか・・
って私自身も思っているのです。
子供は素直、杉の木も素直で正直・・
杉一つとってもあらゆる角度からみると使い方で広がっていく訳で
そこが自然素材ならではの良さ、効果、力、だと思うんです。
適材適所、下地材になって隠れて縁の下の力持ちになるのも悪くないけど
造作材に適しているこれらの杉たち、何とか皆さんの知恵で活用いただければ
もっと林業、製材業、建築業を含めてみんなが良くなると思うんだけどなぁ・・・
どうですかねぇ・・ お願いと希望かな・・




















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■ MUKU-DATA 漆喰壁補修 本間左官さん
先の能登半島地震で真壁造りの塗り壁部分の多くが剥離する家が目立った。
左官屋さんは商売をはじめて以来の大忙しと言っていた。
子供の頃の思い出の詰まった母の実家も、同じように真壁の隅部分が剥離している部分が多かった。
築、何十年っていってたかなぁ・・
昭和の初めの頃と言っていたような気がする。
当時はあったであろう雁木に面して格子戸のお店、入り口を入ると土間が続き
建物の奥には土蔵と工場がある。
奥からばぁちゃんが出てきて「よーきたな、よーきたな、」と冷たいジュースやカルピスを出してくれた。
補修は取りあえず既存壁が落ちない程度で止めた。
全てキレイに直したらキリがない。。
しかし、真壁漆喰の家って、
何だろう・・・ この空気感。。 優しい光・・
障子、白壁、黒ずんだ木材・・ 全て調和が取れている。
人が生活してきた時間がそう感じさせるのか・・?
今回の地震で真壁の塗り壁の隅部分はことごとく剥離しているお宅が多かったから
今後はもし塗り壁を行うのであれば大壁に漆喰か・・?
木があってこそ漆喰壁も映えてくるように思うから、に付柱?
何だかとってつけたようだなぁ・・
いい方法はないだろうか・・?

本間さんの本業は左官だけど、全国的には鴨網猟でちょっとした有名人
最近は暖冬で鴨が少ないと言っていた。。


母の実家は鍛冶屋で鎌を作っていた。
欄間にこうして鎌の刃を並べて彫るのは大工さんのアイディアだったのか?
建具屋さんの遊び心か・・?
こんな余裕や遊び心が欲しい。。
なにげなく資料として写真を撮ったのだが
陰影と優しい光が室内に降り注ぐ。
こんな場所に静かにぼーっとしていたいなぁ・・

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■ MUKU-DATA 鍵屋 1 / 4
週末、老舗銘酒場で一杯やってきた。(嘘です)
店主を囲むように組まれたコ型の木のカウンター、
ぬる燗にお通し、そして見知らぬ人との何気ない会話・・・
やはり人が集うここには材木が必要なんだなぁ・・とあらためて実感する。
江戸時代から続く銘酒場:「鍵屋」
1月の休みに江戸東京たてもの園でこれを知った。
多くの人たちが集い、手や肘で触れられて
こぼした酒を雑巾で拭く。
何千、何万と、木と手や布が擦れここで使われたカウンターは熟成し
独特な風合いになっている。
材木屋の視点としてはそこで使われている材種、材質なども
常に見ているんだけど・・
あれ?ここって何の木だったっけ? 欅だった?かな・・
そうなんだね、材種はここでは関係ないんだ。
この艶からするとある程度は硬めの材だったんだろうけど・・
材種に意識がいかなかったのは
その風合いに気持ちが奪われていたんなんだなぁ・・と思う。
木は使ってなんぼ、そこに集った人に触られながら
時間と思い出を吸収してくれる。
なんて人に近くて優しい素材なんだろう。。。と思う。









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■ MUKU-DATA ホワイトアッシュ材
ホワイトアッシュ、商品を陳列する棚板にするらしい。
『巾は370×厚み27mm』
このなんてことのない寸法がホワイトアッシュ材の梱包を扱っている業者さんであれば、これが案外難しいと理解していただけるだろう。
広葉樹平割材は大体1バンドル、2㎥前後の山になっており、
その中で色々な巾が入っている。
厚みに関しては 4/4(25.4mm)、5/4(31.8mm)、6/4(38.1mm)、8/4(50.8mm)
大体は厚みの薄いものは巾も狭く厚くなるにつれ巾のあるものが入っていることが多い。
例えば階段材の踏板となると仕上げ寸法で最低240mm以上、250mm仕上げも多いが、
削り代を足すと250~260mm以上の板が必要になってくる。
38.1mmの梱包の中で250mm上となると数枚程度しか入っていない山も多いので250mm上を確保することがなかなかできない事も多い。
もし、頻繁に階段材の無垢を使用するのであれば、
ある程度材種を絞り、階段用として丸太から製材してそれ用で確保することがいいのかもしれない。
今回棚板用の370×27mm 300mm上が数枚あったので
その中で一番巾のある380mmから木取りした。
厚みは38.1mm→27mmへ歩留まりは少々悪いが致し方ないだろう。
上記の厚みと巾の関係は広葉樹板目挽きに関して言えば
巾がある板は反り易い、厚みが薄ければ尚さら、、という理由から
薄いものは巾のないものが多いという梱包になっているのだと思う。
もう1点、アッシュとは真逆のようなピーラー材も選定した。
こっちは柾目挽き(ピーラー材は基本柾目枠材)
用途は格子組の建具
ピーラーの最大の難敵はヤニ
建具表から建具框、格子材と建具屋さんが木取りできる必要枚数を材をみながら
選び出す。
建具屋さんへの納品の場合は、細かな木取りはこちらでは行わずに
それが取れる分だけの平割板を納めることが多い。
その板を、建具屋さんの方で必要部材として細かく切ったり割ったりする。
立掛けた多くのピーラー材の中から
もし木取りするならば・・と建具屋さんの事を考えて材を選び出す作業となる。
このように用途、納材先、材の特性によって
材木屋として材を選定する際は様々な角度からの目が必要となってくる。
材木屋になりたての頃に、諸先輩方の多くから材木屋はなかなか大人になる事ができない業種だからと聞いていたが
これは様々な材種、用途、お客様への適材を選び出す目は10年程度じゃ
まだまだ全然だよという意味だったことを今、肌で感じている。
お客様が求める要望、、 これに日々真摯に向き合い
今できる最大のプロとしての目で、「これです」とお届けする作業を積み重ねていくこと。
材木屋はなかなか大人になれないよと言われ毎日材木を触って30年が過ぎ
50代半ばとなり、漸く少しだけ材の事が分かりかけてきた今、
材木屋としての目があまり必要とされていな現状は残念なことだと感じている。
まぁこのことに関しては我々の業界以外でも同じような事になっているんだろう。。


こちらはピーラー材



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■ MUKU-DATA 玄関式台・置台:神代杉
全てはオーナーさんと材の相談をして材を選び組合せ配置をおこなった。
長く使われていなかった空き家をなるべく現状を維持しつつ改修工事のお手伝いをさせていただいた。
書類には残してはいないが、毎日のやりとりの中で好きそうな材を選択し、
選んでいただく作業を繰り返した。
使用された全ての箇所の材について、どういう経緯でそれを選びそこに使ったのか?
どちらがいいか迷った末の選択など、何故その材を選んだのか?など
全てに説明が付く材の選定となった。
(まぁ、当たり前と言えば当たり前な事かもしれないが)
弊社の木材倉庫の展示室を木で造作をする際に、何故にそれをそこに使ったのか?と同じ位に今回は掘り下げて考えることができた。
ある程度、任せていただけたこととやりとりの中で信頼関係を築けたこと、
作りたい空間のイメージが近かったこと・・などが主な要因かと思う。
今回、お客様とのやりとりの中で気づいたことは「白」
古民家というと渋めの色合いを連想するが、
太鼓張り障子の白さが全体のこの室内の清澄感を演出しているという事がわかった。
とかくこげ茶に着色しがちだが、普通は古民家では漆喰壁以外にはありえない「白」をバランスよく配置することで
ありがちな古民家とか違った見え方になってくるものだなぁ・・とオーナーさんのセンスを感じた。
あとは強弱をつけて材を使う事かと思う。
残すべきところは残す。古い材で良いものは再利用、
要な部分は思い切って良い材を使ってみる。
例えば、この縁側に杉の節ありフローリングで古色着色など安易に考えて施工したら
一気に興冷めしてしまうことになりかねない。。。






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