■ MUKU-DATA 木製カップ ネム(漆、ウレタン)栗(漆)、栃(鉄媒染、ウレタン)
昨日の日曜日は久々に予定もなくゆっくりと過ごすことができた。
奥会津の三島で工人まつり(クラフトフェアー)をやっているようだったので行ってきた。
途中野生人K氏から電話があったので迎えに行って乗せていった。
クラフトフェア―とかいうものは行った事がないと言っていたので
何でも自分で作ったり直したりするDIY好きな彼にとっても何らかの刺激になったのではと思う。
到着したのが14:30過ぎで残り30分しかなかったので
全てじっくりと見れなかったが、物作りをしている人たちは面白い人たちが多いなぁ・・と思う。
自分ならこんなの絶対に思いつかないなぁ・・っていう発想のものもあるし
作った人の人柄が作品にもろ反映されているのはやはり見ていて楽しい。
ちょうど暑くなってきたのでお客さんに冷たいものをお出しする際のカップ類が少なかったので
何かよさそうな陶磁器があったら数点購入しようかなぁと思っていたけど
木彫りで漆を塗った木のカップがあって
なかなかイイ感じだったので3点いただいてきた。
少しブルー掛かった漆のカップに目がいって
それを数個買おうと思ったけど、
黒い漆で内側が生地色のネムノキも木と漆のコントラストがキレイだし、
冴えないような渋めの色の栃は鉄媒染したものらしい。
鉄媒染も前々から栗や楢などタンニンが多くある材種で黒染めしてみたいと思っていたので
栃の鉄染めってこんな色になるんだねぇ~って選択した。
自分の好きなものだけというよりは、木材倉庫に来ていただく皆さんに
色々な木や木製品、それらの仕上げに触れて欲しいという気持ちで選んだ。
もちろん良いなぁって思う事が基準ではあるんだけど。。
木のカップは大まかな形作りは旋盤を使い
表面の模様は手彫りでやっていると言っていた。
木のコップは何点があるが、使い込んでいったらどうなっていくか?ってのを
何年も愛用しているものがないので、これからの育ちは楽しみかなぁ・・
今朝その作家さんのインスタを見たらフォロワーさんが4万人弱もいる人だったから
人気のある作家さんなんでしょうね。
存じ上げておらずにすみません。
でもあえて自分の中では作家さんの名前とかブランドとか覚えようとしていないのかもしれない。
見て、いいなぁ・・
そして使っても尚いい!
そしたらまた自然と欲しくなるんだろうと思う。
作った本人と少しお話したけど、やっぱりお人柄は作った物に表れるものだなぁ・・と思った。









駐車場までの帰り道中、一緒にいったKさんが居ない・・・
ん??
蜂に刺されてうずくまってるか??
「お~~~~い、ここだよ~~」って
あんた

杉の木に巻き付いてる蔦を見たら、登りたくなったと言ってたけど・・
野生の血が騒ぐんだね・・

■ MUKU-DATA 欅材 帯鋸目+古色仕上げ
部材取りにと残してあった欅材
最近、倉庫内の小さめの材も整理しているが・・
これどうしようかなぁ・・って材は後回しになって溜まってくる。
これじゃいけないと、目につくものから使える?使っていただけるような何かへと
手を加えている。
なんてことはない欅の短材だったが、目が細かい訳でもなく木目が面白い訳でもなく
唯一の特徴はその昔梁材か何かに使われていて
欠き込んだ手仕事の跡が残っている事か・・
古民家で使われいた訳でもないので煤けて黒光りしていたのでもなく
少しグレーに色が変わっている部分があったりのただ単に古い欅の短材
用途としての見立ては
・土間等段差のある箇所におく敷台
・もしくは大壁和室の畳に床の間風に使う置き床(おきどこ)
畳間でなくてちょっとした空スペースのある場所に置く飾り台など
白い陶磁器が映えそうだ・・
この2点ほどしか思いつかなかった。。
先ずは木表面がグレーに変色していてただ単に古くて汚く見えたので
帯鋸で表面を擦り落とし、帯鋸目の痕をそのまま残すことにした。
そして古色のウッドワックスで着色
一日置いて眺めてみたがグレーがかったただマットな色合いがいまいちだったので
サンダー(#180)で部分的に艶を出してみた。
出っ張りの部分が削れるので帯鋸目の盛っている鋸目部分が白くなった。
サンドペーパーは直ぐに目詰まりをするがそのまま使う事で
妙な艶が出てきてだんだん古材風になってきた。
もう少し茶系の赤味の色が欲しかったので別なワックスを少しだけ上塗りして
再度磨いた。
まだまだもっとそれなりの雰囲気を出せたが、
そうそうこれに手間もかけられないし、こんな作業はDIYでどなたでもできる事なので
この辺で止めておいて、あとはお客さんの手とセンスに委ねようと思う。
多分だけど、もっと磨きをかけ、何度か好みの色を加えて更に磨く
完成してからも今度は乾拭きしながら艶をだしていくと
どこにもないオリジナルな欅の塊になるのかと思う。
その点、木、材木や木製品等はお客さん自身が育てていくとも言える。
是非皆さんにもやってみてほしい。









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■ MUKU-DATA 神代栗 短材、端材 再製材 12/8
何度かここに書いているが2021年7月に丸太から製材した神代栗
天然乾燥養生期間に暴れるだけ暴れ捩れてしまった厚盤
もしかして捩れが大きいと修正挽きが出来なくなるかもと厚いもので120mmに挽いていたのだが
想像を超えた暴れようだった。
また製材時には分かり辛かったが多くのピンホールがあることも分かった。
倉庫奥から出して数週間、どうやって料理しようかと眺めていたが
長さ3.5mほどの材の末の巾の少ない部分1mをカットしてその短材を再製材する事にした。
大きな材は高周波プレスしようと思っている。
何度か神代巾広は高周波プレスしているが、実際に割れの部分が広がってしまうが
ある程度平らになってそのままランニングプレナー加工して仕上げる事ができる。
高周波プレスで割れが大きくなることで反りを戻す力がなくなるのかと思う。(癖が取れる)
1mほどに切った短材を再製材した。
反りが大きいのでそれぞれの板からは、欲を出さずに1本もしくは一枚だけ狙って製材
久々に神代栗の製材をしたけどやっぱりいいよね、神代の製材は。。
少し色抜けしてまた直ぐに色が入っていく。
一般材であえば、廃棄する端材の端々まで取っておいた。
なぜって、例えば20cm角にも満たない薄い9mm程度の板だって
グレーのような黒字に、部分的にい色抜けして栗特有のピンホールが入っていて
こんな小さな切れ端板なのに、いい味出している。
早速、この薄い端材板の上に、白い磁器、先日貰った茶筅筒など置いてみたけど
それらを引き立てる敷板としての黒子役には最適な素材だなぁと感じた。
だから殆どの端材は残しておいた。歩留り95%みたいな感じで。
丁物は小さな床の間の床框や落し掛けなんかにいいかもだし
薄めの端材は幕板に使ったら渋いなぁと思う。
先ほど書いた、陶磁器を置いたり花器の花台や敷板なんかにも名脇役としてそこに置かれたものを
引き立ててくれるだろうし
器作りの素材なんかにもいいかもしれない。。
70mm~90mmの少し厚めの3尺ほどの盤は、土間の敷台(沓脱石的なもの)にも使えるし
例えば畳間の一部に置いたら置き床のように何かを飾る床の間的なものとしていいだろう。
考えだしたら、どんどんあれにもいいかもと創造を刺激してくれる。
割れや無数のピンホールが少し気がかりだったけど
再製材したら、全然それらが気になるどころか
栗らしくて味があって、キレイ過ぎる材より良く見えてきたりするから不思議
いろいろと使えそうな素材かと思う。






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■ MUKU-DATA 東京数寄屋倶楽部
10月の下旬、東京へレジン製作者Wさんと一緒に打合せに行ってきた。
(といっても弊社が請け負い製作する訳ではなく、間に入ってただ紹介させていただいただけで
あとはお好きなように宜しくも無責任なので一応、納品までサポートさせていただくことにした)
打合せの予定時間まで2時間ほどあったので新木場でお世話になっている
ラカッポの村山さんの所に久々に顔を出してきた。
一緒に新潟から行ったレジンのWさんにも自分が世話になって
数寄屋建築や材の事、使い方などその多くを教えていただいた方なので
是非一度会って木の話など聞いて欲しいという気持ちの方がどちらかというと大きかった。
村山さんは私が知る限り、木の養生、手入れに関してはどこよりも手を抜かない。
かつて数寄屋建築材を扱っていた頃、その前の突板屋、天井製造業だったころからの
京都修行時代を経て若い頃からやってきた仕事の話は色々と聞いているので
仕事に対しての姿勢、取り組み、材を見る目、材を扱うこと、全てにおいて
今できる事の精一杯をやってこられた自負もあるだろうと思う。
なかなか、材木などの話も教えたいという気持ちの方が先だって
こちらの話を聞いてくれない事も多いが尤もかと思う。
そんな程度の材木の話なんて、聞いてくれているふりする関係でもないし。。。
だからWさんが実際に今回の打合せに製作したサンプルを見てもらえばと
机の上に置いたら、対応が変わって興味を持っていただいたようだし
Wさんへの見方も一瞬で変わったのを感じた。
さてそこからが、もっと村山氏のギアが数段上がり
数寄屋建築のこと、木取りの事、木の使い方、あれやこれやと
現物や雑誌が出てきて、、、
あっと言う間に2時間過ぎて、余裕をもっての本日の目的だった初顔合わせ打合せに遅れてしまった
村山さんもそうだしWさんもそうだし、好きなこと、興味のあること
そこに独自のセンスを盛り込んで徹底的に深掘りする。
先月、岐阜銘協での夜にご一緒させていただいた若いこれからを担う次期経営者の方々もそうだが
やはりそれぞれに独自の木の見方、木に対しての考え方を皆さんお持ちのようで
とてもいい刺激をいただいた。
もしかして銘木類、迷木類に関しては、材や見立て方を深掘りするマニアのような人たちが
これからのそのジャンルの業界を担っていくのかもしれないなぁとも感じた。
2時間、はなしっぱなしの村山氏とWさん
その中で私自身が一番感動したのは、使い古された壊れた水車板の敷板だった。
リバーシブル使いができて、表が草の草、裏が草の行あたりか・・
裏面の削った材面に桑かな・・?小さく繊細な蝶チギリが割れた箇所に2カ所打ち込んであったし
釘の刺さっていた痕も残っている。
こういった繊細な木の使い方ができるのって世界の中でも日本だけではなかろうか?
どうなんだろう。
侘び寂び、
ウッドレジンでもその辺を表現できたら、新たな境地が待っているのかもしれない。




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■ MUKU-DATA 神代楢 製材 ( 11/4 新発田屋製材工場にて)
市場に置いてある時からバキバキで約半年ほど土場においていた黒い神代木
挽いてみたら、栗ではなく多分楢かと思う。
真っ黒な丸太・・
知らない人が見たら焦げた丸太に見えるだろう。。
製材前の前日に工場に入れたその黒い姿は異様で少し怖い感じだった。
真っ黒なのが最近、あちこちで騒がれている熊と重なる。
ガサガサな樹皮、挽いた時のバキバキのひび割れ・・
薄暗い工場に本当の熊が迷い込んだとしたら、
きっとこの黒い物体に熊自身がたじろんでしまうのでなかろうか・・・
これだけ割れていても中はまだ水分がたっぷりだった。
ひび割れた箇所には砂利が多く入っているのか?
帯鋸目は火花を散らして煙を出しながらゆっくりと進める事しかできなかった。
挽き面は帯鋸目の痕が残り少し光沢も出ている。
余程硬く、帯鋸は直ぐに切れなくなってしまう。
製材した板はどれもバキバキなっていた。
辺材部分は持てない位に割れが無数に入り力をかけると割れてしまう。
この状態で割れ止めを塗っても特に効果がある訳でもないだろうから
今回は割れ止めは塗らずにこのままの状態で桟済みして暫く乾かして様子をみる事にした。
木工の部材としてはバキバキになるので使えないだろう。
しかしここまで全体に割れが無数に入っているとそれはそれで面白い材に思える。
きっとプレナーかけたら材はバラバラになってしまうのだろう。。
このまま飾り台として、、
個人的にはこんなカウンターがあったなら気分も上がる。
白い陶磁器を置いたら映えそうだ。
花を活ける際の敷台にもいいかもしれない。。
崩壊寸前の木の個体
面白いからきっと何かに活かせるし、誰かの目に留まりそうだ。































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■ MUKU-DATA 木材倉庫 Nが置いた石
数週間前の土曜日に木材倉庫の助っ人として来てもらっている
木材倉庫のNが、石を持ってきて見せてくれてここに2個の石を置いていった。
木材だらけのこの場所に木とは違ってグレーの硬そうな石
この場所で人と話をしながら、視線は暫くこの石に向かっていた。
人と話し、間のある時に視線はこれらの石へ
何度もそれを繰り返していた。
特にテーブルの上にある四角い石・・
木とは違って妙に新鮮に思えたのかもしれないし、、
なんとなくこの石いいね、とNにも話していた。
ここにはなかった素材だったので少し違和感や興味があって何度も視線が引っ張られたのかと思う。
それから数週間が経ち、この室内へ入っても
意識はそれらの石へ向いていないことに気付いた。
そして2つの石を見てみても、毎日木を観る感覚と同じような感じに変化していた。
見慣れたのか?
自然なもの同士が馴染んだということか?
それとも木の包容力でそう見えるのか?
木、鉄、そして石ととても相性がいいようにも思える。
そういえば、何故にNがここに石を置いて行ったんだろう・・??








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■ MUKU-DATA 神代木(多分神代桂)L=1400mm程度 SOLD OUT
しばらく木材倉庫の展示室側の中に立て掛けておいた木の塊
材面を良く観察すると埋れ木であった事は間違いなく、多分神代桂かと思われる。
この塊からオーラが発せられているような雰囲気のあるものだったので
しばらく立て掛けていた。
ようやくこのカミサマがご指名された。
陶器で作ったアート作品を置く為に台に使うらしい。
置いてあった壁面前から場所を移動させたら
これがあった周辺が一気にポツンと穴が空いたような寂しい物足りない空気感に変わっていた。
やはりかなりのパワーがある塊なのだろう。。
横にして置台として使うとの事だが
例えば、現代の床の間のない畳間だけの和室に
置き床として置いてその上に花や盆栽など飾っても面白いかと思う。
現代風、侘び寂び、即席で数寄屋風味が出せそうな素材力があるかと思う。
または例えばお店のカウンターのバック棚にオブジェとして置いて
そこに植物類を這わせたりしてあれば
夏の暑さからエアコンの効いたBARで冷たいカクテル、
そこにある緑は更に涼を感じさせてくれるかと思う。
フローズンダイキリなんて最高だ!
この手のものは量産できないのが問題で
これは使えそうだなぁ・・と常に頭の片隅に置きながら
コツコツと収集していないと続ける事ができない。
木が好きで、その素材力に惹かれているからライフワークのように
続けられているのではありますが・・
これしかない、だから面白い素材なんだよね。










■ MUKU-DATA 神代欅 約800×300×40mm
以前知人宅へ納めた神代欅の座卓を触りに
頻繁にご近所さんがお茶を飲みにくるらしい。
その方を連れて木材倉庫を訪れた際に、たまたま選んだ木材が
なんとその座卓と同じ丸太の共木の神代欅。。。
倉庫に数ある材木の中から、そんな偶然があるだろうか・・?
って事がこの仕事をやっていると
いちいち全部ここでは書かないが、本当に多い。
たまたま?とは思えない事が良く起きるので
「木の方が呼んでいる」というのはこの業界人が良く使う言葉でもある。
新潟から出た神代欅、製材後に割れ止めを塗り
もう製材後8年が経過した。
その間に割れも出るし、歪みもあるし、部分的に材が縮み窪んでいるし
木口は凸凹になっている。
両木口をカットしてプレナー掛けすればキレイにはなるが
このまま自然の形で歪みを残し、木口もこのままサンダーで磨く。
勢材時の帯鋸目も残しつつ手に棘が刺さらない程度の仕上げでいいというので
加工屋さんへ出すまでもなく私自身でサンダー掛けをさせていただいた。
無塗装も良い感じの色合いだが
オイル塗装ご希望の事だったので塗り込むと更に色は黒くなる。
新材なのに古材のようで、歪みや割れなど良い感じだなぁと思う。
お茶道具を載せておく敷板として使うらしい。
この感じは陶磁器にもあいそうなので
湯吞茶碗を置いてみる。
いいと思う。
自然に歪んだ曲線、製材の帯鋸の痕が残る材面、そして質感。。。
知人宅へ持って行き見てもらい、緑の植物も載せてみる。
こちらも悪くはない。
地味な板でありながら上に置かれたものをしっかりと受け止めてくれている様子
名脇役としてはピッタリ適材かと思う。
これでご近所さんは知人宅へお茶を飲みにくる回数が減ってしまうだろうか・・
いやいや、これからも更に兄妹の共木にも会いにくるような気がする。















■ MUKU-DATA 三面のゼンマイ小屋 縄文の里・朝日
鮭の遡上で知られる村上市を流れる三面川(みおもてがわ)の上流には
かつてダムに沈んだ奥三面集落があった。
かつてといっても昭和60年、1985年なのでそう遠くない時かと思う。
三面の事は以前に読んだ「越後三面山人紀~マタギの自然観に習う~ 田口洋美 著」で
そんな生活と歴史があった事を知ったのだが
昨日、ドライブを兼ね、縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館へ行ってきた。
「石棒という縄文」の企画展開催中だったが、
仕事柄か常設展示されている三面のゼンマイ小屋に関心がいった。
曲りのある木を使い、(骨組みの材種は槐だった)
屋根にはサワグルミの樹皮が被せてあった。
山にあるもの、近くにあるものを創意工夫して使い
豪雪にも耐える作りにされているのは培われてきた生活の知恵かと思う。
自然の中で生きる知恵、シンプルに、本質的、根源的に生きること
そういったことを身体が求めているのだろう。
帰宅したらご近所さんからいただいた蕨が大量に届いていた。








映画もあるのですね、
映画「越後奥三面 山に行かされた日々」
■ MUKU-DATA 材種不明 天然乾燥材
渋い色してるし、雰囲気のある一枚なんですよねぇ。。
工務店さんの先代の頃からある板らしく譲ってもらったのですが
工務店さんも私自身も材種がわからないんですよね・・・
佇まいからすると日本人ぽくみえるんだけど・・
そういった一枚から放たれる空気感で
なんとなく、これは日本、こっちは海外って感覚的に感じるんですよね。。
材種がわからない木は売り難い。。その通りなんだけども・・
一部色抜けしている部分があることや、右上の樹皮部分の様子から
神代木の特徴を持っている。
部分的に出ている黒い金筋は、桑材の特徴でもあるよね。。
でも桑ってこんなだっけ・・・?
色はもっちょっと明るいよね・・、いや、古い桑はこんな色してるよね。。
神代桑って事はないよね?
なんだろうなぁ・・・
まぁそれはひとまず置いといて、
この板、凄く雰囲気ある一枚だと思っていつも眺めている。
どこかに使いたいな・・ どこが一番映えるだろう・・?
いつもそんな感じで一枚、一本と眺めている。
シミュレーション、トレーニングだよね。
材木屋の癖、というか。。
自分だったらこの渋さのオーラを放っているこの一枚は
和テイストの室内のどこかに取り付けたい。
敷き込み床(床の間)もありだし、
飾り棚の棚板なんかにも良いかと思う。
和は和でも純和風というよりは崩した和、傾いた和というか・・
何故って、地味で渋さがあるから。
そこに置いたものが映えそうで。。。
メインは飾る物、陶磁器、花器、香炉、何でもいいよね
それを引き立てる脇役がそこに敷かれた板
板が目立ってはいけない、あくまでも地味であって欲しい。
地味は地味でも、ある程度の格や佇まいは大切かと思っている。
表は良いけど、裏地は・・・では、なんだか表っ面だけで興醒めしてしまう。
そんな感じの名脇役の板や柱って
探すとありそうでないんだよね。。
それっぽいものはどこか作為を感じて、軽々しく見えてくる。
そのままの姿、隠さずに堂々と、静かにそこにある。
あなたの出番は、まだ先のようです。
材種不明 天然乾燥材 1730 500~590 t48mm




