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■ MUKU-DATA 神代栗 2021年7月製材
4年前に製材して寝かせておいた神代栗をそろそろ料理させてもらう事にした。
挽いた時は、これはなかなか良いものになってくれるのではなかろうか・・と淡い期待をしていたのだけど
よくぞここまで暴れてくれました。
挽いている時はピンホールはそれほど目立たなかったのですが
乾燥してみると、結構ピンホールだらけでしたね・・ 残念・・
とは言え、栗にピンホールって栗らしいから前向きに捉える事にします。
反りや捩れに備え、厚み120mmで製材したけど想像を超えるネジレで
このまま平面出ししても使えなくなりそうなので
高周波プレスに出そうと思っています。
この状態でプレスされればきっと亀裂は広がるでしょうが・・
選択としては高周波で押してある程度平らにしてからのプレナー加工としようと思っています。
カウンターやテーブル、ブックマッチの大きなテーブルなど想定しています。
割れの広がった箇所は埋めるか、そのままがいいのかなど
プレナー後に再度見ながら決めようと思います。
残りの巾のない部材では、今回は和室周りの材を少し取ろうかとも考えています。
今更和室??需要の少ない和材?? だからこそ、そっちがいいかなぁとも何となく思っています。
床の間廻りの、例えば床框(とこがまち)
ピンホールの虫食いの黒の床框は草の行辺りか・・・?
需要の少ない床の間ですが、こういった材で床の間廻りをこしらえたら
良くなりそうじゃないですかぁ!
柱材は少し長さが足りないなぁ・・(大きな厚盤からであれば可能ですがそっちはテーブル用がいいかと)
短い1mほどのものも、例えば間口3尺の床の間や飾り棚などの見切り材にいいかもなぁ・・と
渋めの和室部材を想像しながらニヤニヤしています。
埋れ木の中でも栗や楢は特に真っ黒になっています。
タンニンが多い材種が特に黒くなるようです。
埋れ木や神代木って日本固有のものとずっと思っていたのですが(さすが日本人!って)
海外でもあるんですよね、ボグオークってやつが。。
数年前にBOG OAKの事を聞いて英語は読めませんが海外のサイトを時々みたりしていたのですが
日本より使い方は大胆ですよね。
割れなんて気にしない、むしろその辺を楽しんで敢えて見せているようにも思えます。
最近日本でも価値観は多様で割れなど気にしない方も多くいますし
割れた材を見てカッコイイ、こっちの割れ方の方が好みかなぁ・・なんて方もいますし
まぁ全体の雰囲気が上手くまとまっていればどこかに刺さるのかと思います。
久々に「BOG OAK ボグオーク」で検索したら
マルホンさんは厚張りのフローリングを出しているんですね!驚きました。恐れ入ります。
マルホンさんのボグオークの記事は分かり易かったのでリンク貼っておきます。
その他海外のサイトなど
→ マルホン ボグオーク
→ WONDERWALL STUDIOS
→ The Great Fen
→ Bois Antique
他にも「BOG OAK」で検索すると色々と出てきますので
使い方など何かの参考になるかもしれませんよ。
いいものはいい、かっこいいものはかっこいい
シンプルに自分に刺さるもの、刺さる木など
それが自分にとっての一番いい材なんだと思います。
この材の過去記事
→ 神代栗 一枚板 製材 厚盤
→ 天然乾燥中の捩れた神代栗











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■ MUKU-DATA 神代木(材種不明) 丸太
もう何年も屋外に置かれてあった神代木(黒いから栗とか楢か?)の丸太の一部
これを製材して木工等の材木としては
殆ど使い道がないのだろうと思う。。
樹芯側が剥がれそうなんだけど取れないので
リフトのフォークで圧をかける。
メリメリと押され取れそうだった一部が剥がれ落ちる。
多くの人から見ればゴミ?
木を扱う人たちの多くもこんなに割れていたら使えないよね・・?
な状態かと思う。
でもどこかに引っかかる素材
探せといっても、この状態の素材で埋れ木ってありそうでない?
こういった素材感のある独特な材を活用、提供?していく事が
木材倉庫の役割でもあるのかな・・?
何に使おうか??





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■ MUKU-DATA メイプル 2.5m 天然乾燥材 プレナー済み
「音楽」
演奏するのではなく聴く方だけど
物心ついた頃から音楽は切っても切れない生活の一部になっているが
卒業して社会人としてスタートしたての頃、音のある生活が
どうも音と社会、世間と折り合いがつかずに
あんなに音楽なしでは生きてはいけない位に思っていた音楽を聴くという事を
一時放棄していた期間があった。(20代半ばから約10年ほど)
その後また40近くになって聞き始め、最近は音楽サブスクもあってか
好きな調べ、好きな音を探し続けている事が加速している状態。
言葉や文字には表し難い、この微妙な音楽の旋律
好きな曲、特に好きな曲、A、B、C、D・・と仕分けしてこの数か月で3000曲ほど
新たに追加している。
これは延々と続く欲望なのかもしれない。
飯を食べないと生きていけないように
常に身体が音を求めている。
そして、木の木目
ここにも木の調べ、木のリズム、旋律のようなものが流れていると思っている。
確かに流れている。
人にも街にも森の中も音の旋律のようなものが流れている。
節があるから割れているからダメではない。
それがあることでそれぞれのリズムを作り出し個性を持って踊り出す。
木には音の調べと同じようなものが宿っている。

メイプル① 2700 770-800-800 t62mm






メイプル② 2700 700-790-730 t62mm






メイプル③ 2800 740-750-760 t60mm






メイプル④ 2700 790-810-790 t57mm












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■ MUKU-DATA 黒柿 1.1m 巾200~300mm t35mm 未乾燥材 木裏
何度も言うが弊社に極上の黒柿の在庫はない。。。
極上となると高過ぎて手が出ないし
丸太もそんな高い丸太を買って製材後使えるようになるまで乾燥させる術を知らない。ハイリスクでローリタン
黒柿に関しては、ほんとあれこれと皆さん言われる事が違っている。
ベターな方法があるのかもしれないが失敗の繰り返しの末に出た結論を
そう易々と教えてはくれないのかもしれない。
材種の事を一通り覚えてくると、多くの皆さんが一度は通る黒柿の道
自身も一時、この縞模様に魅了され小さな材や丸太を買っていた事があるが
どれも乾燥過程で割れたり反りが大きかったり、虫も入り易く
扱い辛い材種の一つかと思う。
黒柿に関して調べていくと「水中乾燥」というワードが出てくるが
実際に水中乾燥していた人の話では
貯めているプールが臭くなるので水を小まめに変えた方がいいと言っていたが、
溜め池の水の方がいいとか、小川にチェーンに繋げて沈めているとか・・
色々な話を聞く。
自身は水中乾燥を試みたことはないので答えは持っていない。
製材され市場に出てくる板の多くは全面に割れ止めをべったりと塗られているものが多い。
製材直後、製材直後割れ防止、
更に割れ止めを塗ることで杢目もクッキリして見栄えもいいので
皆さんそうしているのだろうけど
それが果たしていいのかどうか?
丸太を製材後、割れ止めを全面塗って尚且つ反らないように桟済みした黒柿の上に
重し代わりに別な板類を載せているが
それでも反ることもある。柿の反る力は強い。
反れない板は逆に力の逃げ場を探して板が大きく割れてしまう。
本社脇の保管庫にも小さめの黒柿の板を数十枚置いて観察している。
割れ止めを塗ったもの、あえて塗らないもの
製材後半年~1年程度の大きく反る手前の半乾燥のもの数枚プレナー掛けしたものもあるが
そちらの木の方が反りは少ない。
丸太によって個体差はあるのだろうけど
何が正解か、、、何が一番いいのか、、現在進行形で観察している。
先日一枚板を多く扱い高周波プレス機を持っている同業者さんと話をしている中で
高周波プレスに関しては共木の2枚を一枚はプレスして、もう一枚はプレス無しで
削り加工した後の反りの様子を見ているが
残念ながらプレスした一枚板の方がその後また反りが生じていたのだが
先日の話の中で、あまり天然乾燥し過ぎた板は高周波プレスの効き目が薄いような話をされていた。
なるほどなぁ・・確かにそれも一理あるだろうなぁと思った。
黒柿に関しては、もしかして割れ止めを板目に塗り
半年~1年程度のまだ乾ききらない半乾燥な状態で
一旦、高周波プレスに入れると意外とその後反りは少ないのではなかろうか・・?
コストアップにはなるが割れずに癖が抜けるのであれば
それもありかもしれない。
製材後に暫く経ってしまった短めの黒柿、
桟積みしてその上に別な材の山を重しとして置いていたので反りは少なめだけど
既に割れが生じてきている。
この板たちを今度はどうしようと思ったが
今回は樹皮の皮も剥がさず、割れ止めも塗らずに室内で観察する事にした。
因みに両端の辺材部分の耳はどの材種でも言える事だが
落とした方が板の材面での収縮の差が小さくなり反りも少なくなるので
黒柿は両耳は落とした方がいいのだろう。
細かな極上の杢であれば、木工など部材にも役立つのだろうが
如何せん、なかなか黒柿の良材は出てこないしあっても高い。
こういった大柄な杢目は割れたら何へ向けるのがいいか?
割れずに反らずに乾燥させる為にもう頼るのは木の神様へ唱える呪文しかない・・?
一枚でもダメージ少なく乾いてくれたならラッキーか。。











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■ MUKU-DATA 左から神代杉、槐、黄檗(キハダ) 生材
最近の一枚板が多く並ぶ市場では木の樹皮部分を剥がし
表面が分かるように電気鉋等で木表面を削った状態のものが多い。
8~9割程度はそのような状態で並べなれるようになった。
以前は、挽きっぱなしの耳の部分には樹皮が残ったままの一枚板も多かった。
辺材の樹皮を剥がすのは一苦労で、伐り時によっては虫も入り易いので
樹皮の部分は電気鉋や電動斫り機など使い削り落とされているものも多い。
出来る事なら、丁寧に樹皮を剥ぎ取り天然のままの耳を残しておいた方が
いい材も多くあるのだが
自身も皮剥がしを時々行っているので丁寧に剥がすのは一苦労・・
場合によっては1枚剥がすのに1日で終わらない板もある。
桜だったり、樫の木だったり、、、手強いものが多い。
丸太から製材、板挽きされた生材は当然乾燥していない。
木は乾燥して初めて使う事ができ材木=材料として使える材木となる。
乾燥過程では割れたり反ったり・・・
木偏に反るで木反=板
全く無傷で割れず、反らずに乾燥してくれる木は
板類に関しては1~2割程度で殆どが乾燥過程で何かしらの癖が現れてくる。
癖はあって当然だが、木を部材として使う側の人間からすると
少し厄介なので、なるべく癖を押えつつ素直に乾いてくれる為に
あれこれと試行錯誤を繰り返す。
あぁ・・この木は癖が強そう・・
ってのは出来る限りの処置を施して数年間寝かせる。
数年経て木材倉庫に並ぶ一枚板はそうした目に見えない過程を経ている。
今日も手入れは続く
これは木裏の部分にも割れ止めを塗ろう。
巾広の一枚板に少し反りが出てきているのでこのまま乾かすと
更に反るであろうから一番下にして上に別な板類を載せ重しとして癖を抜こう。。
この板は桟積みせずに木裏で立て掛けておこう・・
材種別、個体差別の一枚一枚違う特性をもった板類の判断は
経験と勘で仕分けしながら地味な作業を続けている。
気づけばあと数年で還暦だ
本当の意味で木を知り扱う事は一代では完結出来ないなぁ・・



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■ MUKU-DATA 神代杉一枚板 3m 大阪府 K 様
約半年前に納品させていただいたその後の神代杉の写真と共に
少し反りが出てきたので、どうしたらいいですか?と相談のメールをいただく。
7月の納品だったので、この木にとっては仕上げてから初めての冬を迎えている。
心当たる何点かをメールしてどのように反っているか詳細写真をいただくことに。
この木をとても大切にされていたのでもしかして材面の表面に
透明なビニールのテーブルクロスを敷いていませんか?
過去にオイル塗装の一枚板の表面にテーブルクロスを敷いている事で
表面が、かまぼこ型に反りが出た事が2回あった。
一枚はブビンガ、もう一枚はパープルハートだった。
いづれもビニールクロスを取る事である程度反りは解消されて
再加工までする必要はなかった事を思い出した。
ウレタン塗装などでコーティングされた一枚板は湿度など室内環境の変化を受けにくいが、
無塗装、オイル塗装などの場合、木は常に湿気を出し入れして調湿を行っていて
室内環境の影響を受けている。
木材倉庫に作業していると、その室内に置かれている一枚板や厚みのある木の床、
天井は桐の三層、壁には焼杉や挽き板張り、そして漆喰
天然素材を多く使っているので夏場は湿気を吸ってくれてヒヤリとしているし
逆に冬場はエアコン暖房を使っていてもある程度の湿度が保たれている事が
体感できる。
先の2枚の場合は表にテーブルクロスを敷いていた為に
木裏側(テーブルの裏面)のみが乾燥した状態になって裏面中心に縮み
かまぼこ型に反りが生じたかと思われる。
ところが、送られてきた写真を見ると
同様にテーブルクロスをしていたらしいが、反りはかまぼこ型ではなく
一般的に反りが出る、木表側にU型に反っていた。。
ハテナ???
一枚板は殆どは木表側にU形に反るのだが(木表面から水分が抜ける)
中にはかまぼこ型に逆反りする板も稀にある。経験上は全体の3%もない程度
杢目が複雑なクラロだったり、アテ(癖)の強い一枚板などに
そういった逆反りが出る事はあるのだが・・
この神代杉、ある程度の樹齢はあるし、多少杢目も複雑ではあるのだけど
数年間、木材倉庫で観察していたが逆反りみたいな変な動きをする木ではないんだけどなぁ・・と思いつつ・・
お客さんと写真を見ながらあれこれと話していたら
もしかして加湿器では?なかろうかと思われてきた。
湿度が下がり過ぎるのは木には良くないのだけど(人にも良くない)
室内が乾き過ぎているなぁと感じる時や肌がカサカサしてると感じる時に
人がスキンケアクリームやリップクリームを塗るように
木にも同じようにオイル塗装品であればオイルを塗ってあげなければいけない。
(木はまだ生きている)
材種によっては人肌よりも木の方が繊細で敏感なものも多い。
なので適度な湿度を保つ為に加湿器自体は木にも人にも良いのかと思う。
では何故に、今回ビニールクロスを敷いた一枚板が
エアコン+加湿器でU形に反ったのか・・(過去2枚はかまぼこ型だったのに)
ここからは
推測
・いただいた写真を見ると、内装で調湿効果のある建材類が少なく
唯一、オイル塗装の神代杉のみが湿度を調整できる自然素材であること
・表面にはビニールクロス、裏面へ集中的に加湿器から湿気を呼んだ。
・話している中でエアコンをつけていない時に加湿器だけ入れ
床面が湿気で塗れていた事があった。
(木にとってはそれ位の保湿はとてもいいのだが)
・結果、表面はビニールクロスがあるので湿気は吸わず、裏面のみ集中的に
室内の湿気を呼んで裏面の木が膨らんだ事でU型に反った可能性大
対策
・一枚板は鉄脚に固定していないので上下反対にして木裏を上へ向ける
・同じように木裏面にテーブルクロスを敷き、今までと同じように
加湿器も使う。
・表裏を反対にして同じような環境で使用すれば
ある程度反りは直るのではなかろうかと思う。
今後
・反りが直ったら表面、裏面共に満遍なくオイル塗装を行い
エアコンや加湿器はそのまま使用してもいいが
ビニールテーブルクロスは常には使用しない。
例えばテーブルが汚れやすい鍋や焼き肉などやる時に限りテーブルクロスを
使うなど限定的として常時敷いておかない。
ウレタン塗装でコーティングすれば、輪染みなどの問題は解消され
テーブルクロス等も必要なくなるのだが
木の質感は半減してしまう事になる。
どちらを優先させるかは悩ましいところかと思う。
個人的には無塗装、オイル塗装で汚れても自分は平気なんだけど。。
傷や汚れがそこで使われた証
木はその環境でその場だけのものとして育っていくとも言える。
本当に汚くてどうしようも無くなったら一旦削り加工すれば
新品にする事だってできる。
過去にこのようなパターンはなかったので
今回のケースはとてもいい勉強になった。
一昨日の話なので、まだ直ったどうかはわからないが
約1か月ほど様子を見てくださいとお話しておいた。
今回のこの反りの推論、一枚板を多く扱うプロの方は
どう思われますか?
きっと平らに戻るような気がするんだけどなぁ。。。
それはそうと、神代杉を迎え入れていただき間もない頃の
素敵な写真も一緒に送られてきたのでご覧いただければと思う。
木材倉庫で6年程度保管されていた材、
大阪という新たな環境で大切に使われ始めています。
確か、ご主人さんは山形にルーツがあると言っていたかと思う。
きっと鳥海山で育った木が呼んだのかと思う。






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■ MUKU-DATA 神代欅 2017 11月製材 新潟県産(阿賀野川流域)SOLDOUT
もう一枚板の割れに対しての価値観は変わったのかもしれない。
割れていた方がむしろ自然な力強さや生命力を感じたりする。
一枚の板のキャンバスに対して、どう割れが入ってその一枚の景色を作っているか?
黒柿の墨流しも然り、スポルテッドの縞模様も然り、
用途に応じて木取りされた際に、その物体が全体としてどう見えるのか?
に重きがおかれているように・・
日々木に接しお客様に選んでいただく中で、そう感じたりする。
持っていなければ買えない者の僻みに聞こえてしまうかもしれないが、
例えば黒柿極上の孔雀杢、緑色も入り
木取りされたその部位の全面に満遍なく模様が入り割れも取り除かれいる。
欠点を全て除去してこれぞ銘木中の銘木の部材、、
こんなに小さいのに、1本100万超え・・・
どこを木取りしても欠点は出てこない。。素晴らしい材料だ!
という黒柿があったとしたら、
それは高いお金を出せば買えるもの、、
木工の木取りとしてはどこを捌いてもトロで苦労せず使い勝手のいい材料に
完成させられている。
まぁ超高くて当たり前だよね・・
銘木中の銘木は、材料に精通した目利きに仕立てあげられたもので
それはそれ相応の価値は絶対的にある。
それとは別に、欠点の取り除かれる前段階の割れ反り、節、怠けた木目・・など
木には本来、色々なキャラターが潜んでいる。
それを全体として見た時にどう見えるか?
どこか心に突き刺さる何かがあるのか?
長く飽きずに愛着を持てるものか?
そこに着眼点を置いて木をみる人たちがある一定数確実にいることを
多くの人たちに木を見ていただきに触れていただく中で思う。
この神代欅2枚は特に暴れていて、
色が黒めの神代だったので木工の部材取り用にでもしようかと
手をこまねいていたものだが・・
費用はかかるが試しに高周波プレスに出してみた。
初めから割れていたので時間をかけながらプレスするも圧は割れた部分へ集中し
出来上がりは平面出しは出来ているが更に割れが大きく広がっていた。
仕上がったそれを倉庫に立て掛ける際に一人ゆっくりとこの2枚と対峙する中で
なかなかイイ顔してんじゃん! これイケるかもなぁ・・と眺めていた。
2枚の共木の内の一枚目より二枚目の方の割れが大きい。
でも二枚目の割れ方や全体の見え方はいいような気がする。
通常であれば共木の板が2枚あった場合、大きく割れた方は割れの少ないものより価格を安めにつけるのかと思うが
二枚目の割れ方が良い感じだったので、ここは思いきって同じ価格表示とした。
(そうは言っても割れているので弱気の価格設定とはなっているのだが。。)
板を立てて数日、木材倉庫へ来られた数名に皆さんにこれスゴイ!、イイ!と
言っていただく。
それは価格と見え方のバランスで「イイ」をいただいているのだが、
材木を扱うプロとして弱気な価格設定が結果「イイ」となっている事は拒めない。
昨日割れの大きい方のこの板をご購入いただいた。
それって、そういう事だよね、、
感性に嘘をつかず、一枚一枚、良く見て、仕立てあげていくこと。
割れに関しての価値観が共有できて
木の本質に更に近づくことができたよな気がする。

割れのある神代欅① 2000 600-1230-790 t65mm 福島県M様 SOLD OUT
高周波プレス ランニングプレナー加工済み






割れのある神代欅② 2000 700-1280-820 t65mm SOLD OUT U様
高周波プレス ランニングプレナー加工済み







割れた板を高周波プレスすれば、圧は割れに負担をかけ割れは更に大きくなる。
しかし、あれだけ暴れていた一枚板が平面となり
一枚板天板等に使えるようになることはありがたい。


高周波プレスに出す前の神代欅の様子 → 木材倉庫・・・・
一枚板の大きさや力強さは、なかなか写真では伝わり難いと
常日頃思っている。
木を選びにきた工務店さんがこの割れた神代欅に対峙する姿。
彼はかなり「漢」個性も強く、話す言葉はいつもストレート
主張し存在感ある人物ではあるのだが・・・
裂けた神代欅を前にすると心なしか存在感は薄まるように見える。。
木はやはり現物を見て感じ取っていただきたいと思う。


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]]>The post 高周波プレス 一枚板反り first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
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■ MUKU-DATA 反りの大きな神代栗一枚板 高周波プレス加工へ
SOLDOUT 11/29 東京都 G様
先月、機会があったので反りの強い神代栗と神代栃、他にY字クラロ等5~6枚を
初めて高周波プレス加工に出してみた。
神代栗、神代栃は反りが強かったので一枚板としての使用は諦め、
部材取り用と考えていたものである。
Y字クラロ2種類、クラロ、Bウォルナットはそれぞれに共木があったので
共木の中の一枚づつを高周波プレス加工する事にした。
これはプレスした板としない板で後々どう変化していくか様子を見たいからで
プレス後に仕上げ加工をして材動きの差がどの程度なのか興味津々でもある。
それぞれの板の状態に応じてプレスする時間や速度等詳細設定があるらしく
この神代栗を最後までプレスするのに1時間ちょい時間を要した。
まぁ、一枚板としての使用は諦めていた材なので
場合によってはプレス中に割れてしまう事もあるとの説明には承諾の上
プレスしてもらった。
数分して数センチ下がりを段階的に繰り返していく。
プレスする間に変化は少ないのでその過程を見ているのは少し退屈でもあった。
(約1時間、数センチ、数ミリづつ押し下げていくので変化は少ない)
最終段階のプレスを終え、上からの圧力を解くと
やはり少しだけまた反り戻るが(流石にこの神代栗は反りが大きかったので)
それで終わる訳ではなく、高周波の熱で温め終えてから
今度は一般のプレスで約半日(一晩)圧をかけて押す作業が必要らしい。
(熱のあるホットプレスに対してコールドプレスという言葉を使っていた)
コールドプレスを終える次の日の朝までそこに居る訳にはいかないので
後はプレス後の削り終えた状態でどのようになっているのか?
楽しみに待っているという状況です。
正直、半信半疑だったし、
反りは木の特徴の一つでもあるので癖を取り除きつづ上手く仕上げていく方が
なんとなく自然体でいいのでは派 だったのですが
一度も高周波プレス加工をしたこともなく結論を出すのも何だし、、
こんなに反った板が直せたら、画期的ではあるよなぁ・・
みたいな気持ちもあって。。。
神代栗がプレスされる過程を見ていたのですが
これがどの反った木でもある程度の平面に戻せるとしたならば
今後の天然乾燥方法など、やり方を変える必要があったりと・・・
現物を目の前にして結構衝撃的で色んな事を考えさせられました。






プレス直後は、かなりホット


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■ MUKU-DATA 桑(くわ)
見積り等、事務処理業務に疲れたら
気分転換によく倉庫の中を眺めています。
この半分朽ちた桑材、何に使うのがいいんだろう・・
木との無言の会話です。
木は優等生ばかりではありません。
このように朽ちかけたもの、割れたもの、抜け節があるもの、
保管中に暴れて反ったり割れたもの・・
縁があって弊社に来てくれた木々たち、
どうするのが最もいいものかと。。。
こちらは床柱として作られたがこのままでは床柱になれない桑
大面には割れ、裏面の背割れ部分にはウレタンが充填されています。
桑材、このウレタン塗装を剥がして木地にした方が良さそうです。


