MUKU-DATA  R352 桧枝岐村付近  栗の木

雑記:
今日はこれから京都の五山送り火、あの「大」の字をテレビで見ると
ご先祖様が帰られるんだなぁ・・と
じーさん、ばーさん、また また頑張るんで見守っててくださいなと思う。

11日からのお盆休みはゆっくり休ませてもらった。
朝はゆっくり新聞を読んで、朝食を済ませてまた横になり、
気が向いたら山の方へドライブへ行ったり・・
関西方面へ古い木造建築を見に行きたかったんだけど台風の影響が心配で
何も計画を立てなかった。
滅多に読書はしないが、この休みは鴨長明の方丈記(現代語訳、総ルビ付き、中野孝次 著)なんて読んだくらいにして・・😓

ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、
久しくとどまりたる例なし。
世の中にある、人と栖と、またかくのごとし。

(なんちゃってね、手元にこの読んだ本を置きながら書いているんだけどね)

なぜに方丈記を読むに至ったかというと、
ここずっと「小さな家」「小屋」「極小住宅」みたいな木造がテーマにあって
日本木造遺産っていう藤森照信と藤塚光政(写真家)の木造建築の写真と解説の本に
1坪の移動可能な携帯住宅「菅の船頭小屋」が出ていて
何でこう小さな家ってこうも惹かれるのかな・・と。。
その中で鴨長明の方丈庵(3m × 3m)に軽く触れていたから
方丈記って何が書かれているんだろう。。みたいな流れで。。
菅の船頭小屋はこれ写しで実際に現物立てて見ようかなとも思っているし
普段滅多に読書なんてしない自分だけど、

~ 世にしたがへば、身、くるし。したがはねば、狂せるに似たり。

最近は同調圧力とかいう言葉がある通り、
とかく息苦しい世の中になってしまったんだなぁ・・と思っていたが、
800年以上も前に書かれているのに
人は本質的には、ほとんど変わらないんだなぁって。。

限界集落ではないが辺鄙な県境付近をドライブしていると
それぞれの地域の特徴的な屋根を持った民家がある。
殆ど外壁は木下見で屋根は数十年毎に貼り替えしているんだろうけど
躯体である木造部は建築当時のまま、大切に使われている事がわかる。

今回の休みは日光方面へも行ったし、会津周辺は場所は違うが2度行った。
いままで通った事のない道をこの機会に行ってみようと
昨日、通った魚沼からR352で奥只見湖の際を通りながら桧枝岐村へ向かう道は
あぁ・・思ったりより時間もかかり狭くキツイ道だった。
山中の木陰に車を停めて、おにぎり2個食べるってのが最近のドライブの楽しみ
コンビニのおにぎりと違って手作りって美味しんだよね。何故だろ?

漸く桧枝岐村へ入って、田舎の道の駅や物産館などのぞくのも楽しみの一つ。
そこで暮らす人の手作りのカゴや木工品など見る事ができる。
道の駅:尾瀬桧枝岐は鹿の骨や熊の牙、爪、毛皮など置いてあって
編まれているカゴも他とは少し違った独特なものがあった。
職業柄、どうしても木工品へ目が向くが
栗の木の器があったので丈夫そうだし長く使えそうなので1つ買ってきた。
これが3,500円って安いよなぁ・・彫る手間銭になってるかなぁ・・と心配にもなる。

それぞれの山は高さや地域によって生えている木が違っているのも
目を楽しませてくれる。
また何故、ここら辺の木は全部枯れているんだろう?とか
途中、大きな栗の木が枯れて折れていたけどいづれ土へと還るのだろう。。。

そんな感じで今回はゆっくりお盆休みを過ごさせていただきました。