■ MUKU-DATA 目薬の木  見玉不動尊

家業を継いで少しだけ材木の名前も知り始めた頃に
秋山郷までドライブに来て立ち寄った茶屋、まだ今のように道路も整備されていなかった。
そこではじめて見た目薬の木の木片・・
目薬の木って何ぞや?とその時思ったが、そのまま時は過ぎてしまった。
昨日野沢温泉村にちょっとした用があったので帰りに秋山郷へ立ち寄った。
ドライブしながら山を眺めるには秋山郷周辺はとてもいい。
30年前に寄ったお店ってここだったよなぁ・・と
再び立ち寄ると、メグスリノキのお茶を煎れていただいた。
効能や成分など知らないが苦味と木の味は、、
うんこれは確かに身体の何かに効きそうだと感じる。
目薬の木のお茶を煎れてくれたお店のおばちゃんが
裏のお不動様見てきた?と聞かれ、、、 
ここのお不動さんは昔から目が治ると各地から人がくるだよ
ずっとずっと昔から。。。と話されていた。

そうだったのかぁ・・
昔の事だから『見玉』という地名にあやかって
いっそう目の御利益って事になっていったのかもしれないなぁ・・

階段は上まで70段あるけど、滝が流れていて皆さん良いっていうよ
子供の頃はお盆になると多くの出店で賑わって
ここへ来るのが楽しみの一つだったと続けて話されていた。。

70段はキツイが、まぁもっと材を見る目が利くように・・・
って事でもあるしなぁ・・と
はじめて境内の門をくぐらせていただいた。

ここがねぇ・・これまた最高な場所だった。
昨日は初夏の陽気で25℃ほどあって少し暑かったんだけど
70段の階段の直ぐ脇を滝が落ちて水しぶきを上げている。
ゴォーーーーーーーーーーっていう音も心地良い。
階段と直ぐ脇を流れる滝のこのシチュエーションは
過去に体感した事がなかったかもしれない。

杉の巨樹、滝水、境内に漂う空気感・・・
ここにもまたとてつもないエネルギーがある事を感じた。