■ MUKU-DATA  鍛冶屋
母の実家は鎌をメインに作っている鍛冶屋
子供の頃、今は亡きおばあちゃんに会いにバスで兄弟して行っていた。
真っ黒な工場に真っ赤な炎、
鉄を叩く大きな音、
そして顔が黒くなり汗を流しそこで働く人
こっちの工場は危ないから気を付けろ言われても
工場内を探検するのが楽しくて言う事を聞かなかったような・・
当時のように多くの職人さんはいないが今もまだ鎌製造は続けている。
先日用があり、扉から工場を覗いていたら
懐かし過ぎて・・・・
中へ入ってあちこち見て回った。
コークスの香りなどここの独特の匂い・・
当時ここで汗水流して働いているおじさんたちの姿、赤い炎が蘇ってきた。
久々にワクワクした。
昭和初期、もしかして大正かもと言っていた
工場の煤けた梁組、排煙窓付近の造作、大きな鉄の塊の鍛造用の機械類、
どれも見入ってしまった。
生まれた家は製材所・材木店、
子供の頃頻繁に通った母の実家は鍛冶屋
木と鉄は自分には普通に沁みついているものなのかもしれないなぁ・・

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