MUKU-DATA    西方建築 様(新潟市南区真木)

朝一の配達の帰りに西方さん宅の近くをトラックで走っていたら
あの後ろ姿は親方だなぁ・・と速度を緩め窓を開け
「おはようございまぁす!」と挨拶
「おう、ちょっと寄ってけ!」 
「・・・・」
「お茶一杯くらいいいだろ?」と、、 んだんだ。
(9:30AMまで事務所へ戻り、午前中はあれを終えて、午後からは・・と
一日のスケジュールを遊びなく組んでしまう癖はいつからそうなったんだろう・・?
昔はもっと時間にゆとりがあって、ゆっくりと時間は過ぎていたが、
いつしか時間に追われて仕事をしている。
お茶の一杯も躊躇してしまう自分もなんだかなぁ・・と思ってしまう)
久々だったので作業場でお茶をいただき世間話

うわぁ~ 珍しい光景だなぁ・・ 懐かしい光景か・・
タイコに落とした大きな梁が並び大工道具やら板図とか手刻みの現場

今から25年ほど前までは(プレカット加工が出てくる前は)
これが当たり前の光景だった。
休憩中はダルマストーブを囲み、お茶を飲み
会話が弾むこともあれば、休憩中殆ど会話もなく薪の燃える音だけの時もあった。
ほんと多くの大工さんに可愛がっていただいた。
厳しく教えていただいた方も多いし、今は亡き方々も多い。
温かいお茶とダルマストーブ、親方の話を聞きながら
住宅、材木、今までのこと、、と思い返していた。