MUKU-DATA  ホワイトオーク巾広一枚板 プレナー加工済み


SIZE 1590 900-910-1030 t65mm
天然乾燥材 高周波プレス加工 ランニングプレナー加工


しばらく天然乾燥で寝かせていたホワイトオーク巾広
乾燥過程で大きく反りが出たので高周波プレスに出してその後ランニングプレナーで
両面平面出しを行った。
オーク材や国産ナラ材は一枚板として使える巾広は多くはないかと思う。
以前、巾広の国産ナラ材があったが反りが大き過ぎた為、
真ん中から半分に割って部材取り(造作材)として製材して使った。
当時は高周波プレスなるものがまだ普及しておらず
反った一枚板を平らにする術がなかった。
今は貴重な巾広一枚板の反りの大きなものはコストがかかっても
高周波プレスに出すという選択肢がある。
プレスする事で割れたり、はじめから割れが入っている材はその割れた部分に負荷がかかる為に割れが大きくなったりする。
また高周波プレスを行っても木の癖は一筋縄ではいかず
また少し反りが戻る材も少なくはなくコストだけかかってしまった・・
という結果になる事もある。
こちらの思い通りにいかないのが木、一枚板でもある。
だから面白いとも言える。

こちらのホワイトオーク、オークやナラらしく当然反りも大きかったが
ダメもとで高周波プレスへ出してみたが
思ったより割れも少なく平面が出て一枚板天板用として使えるように
なったかと思う。
使い込むほどに味わい深く自分仕様へ変化していく。
天板に刻まれていく細かな傷跡はこのオークと共に育んだ時間の証・・
オーク好きな方へは勧めな一枚です。