MUKU-DATA  新発田屋木材倉庫 

昨日、一昨日と木材倉庫の一番奥から必要な材を出した。
リフトで出すのだが、これが簡単なようで倉庫が縦長で奥行きがあるので、
一番奥の材を出すには、手前の材の全てを出さなくてはいけない。
奥行きがなくて間口が大きくどこからでも直ぐに出せる倉庫であれば
時間も要せずスムーズに作業ができるんだけど。。。

一枚板を仕入れたり、丸太を挽いたものであったりは
直後は木は水分を多く含んでいるのである程度天然乾燥させる期間が必要になってくる。
材種により乾く期間も異なるが、おおむね2~4年程度、
その後、ある程度乾いている材を選び出して一旦表面を削り、今度は倉庫に立て掛けながら更に材が動くかどうかを観察している。
材は削ると、また少し動く。それぞれの木の持つ癖は抜けきれないし、こちらの思い通りにはいかない。

奥の材を出すにあたって、その点も考慮しながら
もう削って立て掛けてもいい材、
これはあと一年寝かそうっていう板、
こっちは今年仕入れたものだから奥の方へと仕舞っておこうなど
片付けの際には仕分けしながら作業を進める。

割れ止めを塗り、桟積みされた一枚板の木口にはその板を製材日もしくは仕入れた年月日を記載して管理している。
これは、あの時市場で買った物、これはあの銘木店から受け継いだもの、
こっちは製材した丸太1本分・・・など
それぞれの材については一枚一枚、殆ど記憶している。
(中にはこれ、なんだっけなぁ・・?って思う材もあるが、
それは例えばこっちも一緒に持っていってと購入する際に自分の意思で選んだものではなく、頼まれてお付き合いで買ったものなども少しはある)

ずっとしなきゃって思っていた一枚板保管材の整理、、
仕分けしながら整理整頓を終え、お盆前に何だかスッキリした気分になった。

秋にはまた新たな材を見ていただけるように準備を進めています。