MUKU-DATA  欅(ケヤキ) 賃挽き

お付き合いのある工務店さんが伐採して持ち込まれた欅数本を製材しました。
木口をみると大きな幹から枝が空に向かって4本伸びていた木だという事がわかります。
2本に分かれた二股の丸太は時々見ますが、
4本枝の形跡が残る丸太はあまり見ないような気がします。
きっと伐採の際に、枝を除いた部分から伐るのでしょうね。
4本の枝がある部分の長さは約80cmほど、
この部分を輪切りして使うとの事でチェンソーで切断。
硬い硬い、
チェンソーが切れなくなって製材の石川さんが刃を磨いている最中です。
4つの枝の年輪が見えて繋がり一つの輪になっている輪切り
テーブルにするのか?ベンチになるのか?
出来上がった際のこれを囲んで遊ぶ子供たちの楽しそうな姿が浮かんできます。
木を伐る際のその箇所、製材する際の木取り、
一呼吸間を置き、想像してみること、考える事で今まであまり目にすることがなかった
新たな木の表情の材ができあがるものだと
木取りの大切さを改めて感じました。
4つ枝以外の幹の直材部分は厚盤に製材しました。

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