MUKU-DATA  欅 伐採

欅を伐採しているので、この丸太が使えるかどうか見てくれと
連絡をもらい、伐採現場へ行ってきました。
樹齢は木口をみた感じ100年前後、敷地内の5~6本を伐採していた。
大きな木が伐採される現場を時々目にする。
木は大きくなるまでの年月とその佇まいだけでもいいなぁ~と思うのだけど、
実際屋敷内に大きな木があるご住人は大変なのだろう。
秋には葉が屋根に積もり、雨樋を塞ぎ、そのままにしていると建物を傷めてしまう。
近所に落葉した処理の問題、苦情がくることもあるのでしょう。
強い風が吹けば、高い木が揺さぶられて心配も多いのでしょう。
私の代で処分して次世代に負担をかけたくないという言葉も聞いた事があります。
自分の敷地には大きな木はなくそういった気苦労は分からないので
気楽に眺めているが当の本人たちは案外深刻に考えているのかもしれないなぁ・・
先日、近所で工事がはじまり、敷地の真ん中にあった柿の木がユンボで引き抜かれ
倒されていた。
子供頃からあった柿の木で、その木の下で遊んだ記憶もある。
いまでも秋には枝が折れそうになるほどビッシリと柿の実をつけていた。
引き千切られて泥にまみれた柿の木は何だか痛々しいやら、
風景も間が抜けたように感じられた。
木の言葉は聞こえないが、そこに佇んでいるだけで
人間との何らかの繋がりをもっているんだろうと感じる。
シンボリックであってそこの風景を作り出している。
価値ある価値がないは別として
もう伐られてしまったのだから
製材して何かの形で活かしてあげたい気持ちが込み上げてきます。
樹齢100年、
またここまで成長するのに100年という年月が必要なのですから。。

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