■ MUKU-DATA  パドック 柾板  4000 巾400~500 t35/t45mm  天然乾燥材   SOLD OUT

4mのパドック厚盤(150mm厚)2丁を製材しました。
長く銘木商の倉庫に眠っていたもので、製材すると赤い大鋸屑が舞い上がります。
大鋸屑を触るとサラサラして完全に乾いています。
10年なんてものじゃなく、20年、30年と眠っていたことが窺えます。
(まだ材木に無関心だった学生の頃からもう有ったのね・・)
パドックは製材したてや削りたてはこのように鮮やかな朱色ですが、
長い年月と共に熟成されて深みのある紫系の色合いに変わります。
過去、何度か長く眠っていたパドックを捌きましたが、
はじめはインドローズ? 何ローズ?っていった感じです。

実際インドローズを多く扱ったことのある銘木匠(N氏)も
その色合いで材種同定に間違ったほどです。
パドックといえば一枚板自体、市場でも多くは目にしませんが
板目がセンターに通り辺材部分は白、赤と白のコントラストは鮮やかです。
このt150mmの厚盤、中心の板目部分を除いた、ほぼ柾盤になっていたものです。
長く乾燥すると赤身と白太の境界付近から離れようとして亀裂が生じています。
カウンターなどに使用するならその白とのコントラストを残したいところですが・・
亀裂の深さを考慮して製材しました。
柾盤でも多少の曲りがありますので修正挽きしてから
木表側はt35mmほどで製材(亀裂深さt35mmほど、白太が取れて赤身のみの柾板狙い)
木裏側も多少亀裂があるも、修正挽きしてから残り100mm弱になった盤を半割の2丁取り
計3枚取りしました。
上の説明、何の事かよーわからんですよね、
説明の仕方が悪いのですが、どう木取りをして製材したかってことです。
結果、木表で製材したt35mm程度の板も
耳部分は外れずに付いていますので木裏使いなら白の耳残しは可能、
ストレートカットして赤身のみの極上柾板300mm程度も可能です。
ちゃんと白太も残り、痛みのないいいものは厚盤の真ん中から挽いた一枚でしょうか・・
両側の材も亀裂はありますが、十分に使えます。
差し色の欲しい場所でのカウンターにもいいでしょうし、
テレビ台でもいいでしょう。
2枚左右に組合せしてブックマッチの大きなテーブルにも行けそうです。
階段材もOKですね。
柾目主体ですので、良く目にするパドックとは違った
赤いけど気品のある上質な印象になりそうです。
「赤」が好きな方、「熟成するのを楽しみ」たい方、
是非どーぞ!
t150mm 長い眠りから覚まします。
長く経つとこの色です。
深みのあるいい色ですよね。
修正挽き
鮮やかな朱色が顔を出す
工場一面、真っ赤っか
厚盤2丁め
赤い粉が舞って、製材後に鼻をかんだら
鼻血が出たようにティッシュが赤い
カラカラに乾いた柾目パドックです。
木味も良さそうです。

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