MUKU-DATA  杉 差し鴨居 芯持ち3面役  8m 250x160mm AD

8m、巾150mm仕上げ、乾燥で、
げっ・・ ってなりますよね。
まず乾燥っていうのもそうだし、実際は7mあれば用が足りるのですが長尺材、
尚且つ3面役物で、巾は4寸とか4.5寸ではなく5寸仕上げ・・
そして差しに使うので下端に建具の溝を掘る必要がある。
逃げ場がない、許されるのは上端のみ。。
その昔は長尺の芯去りで4.5寸、5寸盤にして保管していたこともありましたが、
今は急にいわれても・・と焦ります。
ある程度乾いた330x160mmほどの桁材を探して、
割れが取れるかどうかってのが勝負、
このサイズですと乾燥機にいれても含水率は落とせず、
摺り落とすとやはりまだ中は少し湿っていました。
しばらく天乾されていた材なので割れが深く入っていましたが
梁成に余裕があったので何とか鴨居溝の下端部分は割れを外す事ができました。
木目が少し盛っているので当然逆の垂れ木で使う訳にはいきませんので
下端は木を見て必然的に決まります。
限られた時間と何通りもある逃げのきかない条件、
この梁材なら、
まぁ合格かと思っています。(気疲れしました)

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