MUKU-DATA 鳥海山神代杉 床天 2.1m 巾約600~800 t12mm

19年前に市で出た鳥海山神代杉たち、
縁あって弊社で迎い入れることになりました。
(19年前ってワシ、何歳だったんだろう・・)

これは購入した方がずっと市場に置いていたもので15年ほど前から
使わないのであれば譲って欲しいと時々お話していたもので。。。
ようやく縁がきたというものなのです。

この大きさのものを業界では床天(とこてん)というのですが
板戸の材に使われることが多いです。(戸板と言います)
いまいちサイズが600mm程度で戸板とはいかないのかもしれないのですが・・
貴重なものですしきっと何かに使えるだろうかと思いまして。。。
板戸にするには柾目の框材がないのでは・・・?となりますが、、
大丈夫です。
いざとなれば再割して目細の柾目が取れる秘密兵器を持っていますので。。

戸板にするのがいいのかどうか・・は別にしても
この大きさで目細の杢目が出てきますのでそれらを十二分に活かせる場所に
使いたい物かと思います。

19年来の埃を落し状態を確認して倉庫に保管しました。
戸板7枚、厚板4枚です。
戸板は巾のある2枚が木口から割れが出ていました。
厚板は節もあり上質な物とは言えませんが、もう十分すぎるほど使える状態ですので
仕上げてデビューさせようと思います。

こんな埃の被った汚く見える板、安く叩いて買ってきたんだろう・・?と。。
いえいえ、そんな甘くはありませんし、木なんて基本的には古ければ古いほど
価値もありますし、
なにしろこう言ったものを持っている人はその価値を分かってくれる人に使ってもらいたいのが常です。
バカみたいな単価ばかり言っていると話も回ってこなくなりますしね。。
それなりの相場です。
古いものほど杢目の良い材があるものです。