MUKU-DATA  神代杉瘤板  SOLDOUT  大阪府 M様

神代杉の瘤板
SIZE: 木表330×500mm 木裏380×550mm 厚 40mm


これって本当に杉・・?
と聞こえてきそうだが紛れもなく神代杉の瘤部分が挽かれたものである。

杉の瘤っていってもグニャグニャした何杢と言うのか分からないが(油杢なんて言っている方もいるが)
それは床柱や最近は厚板などで目にはしますが、
このような粒々とした杉瘤自体はじめて見たし(屋久杉で似たようなものは見たことがあった)
しかもその木が数千年もの間地中に埋もれていた神代木なのだから
随分と珍しいものかと思うし削ったものを手に取ってまじまじと眺めていた。

まず色合い・・ 何?・・この紫がかった色は って感じ。
神代杉は何度か製材しプレナー掛け直後の色の変化も見てきたが
同じ神代杉でもこの瘤の部分の色合いは他の部位とは違う。
ぱっと見たら、何?この木?って目の肥えた方でもわからないのではなかろうか・・というような色。
一瞬クラロウォルナットの瘤、、? みたいな色にも見えるが、
良く見れば色も杢目も全然違う。

そして触った際の質感、、
通常板目の杢が強い杉も神代杉も表面はパサパサして乾いた質感が多いが
こちらはチークみたいにしっとりとしている。
まだ乾いていないのだろうか・・?
それとも瘤の部分なので油分が多いのか・・?

何度も手に取り触り、表を見て裏を見て、杢を見ながら匂いを嗅いで・・
小屋の奥で一人静かにこの瘤板を触っていた。

ペン材や薄い材には向かないだろう。。。
細かくすると瘤杢を形成している粒がぽろぽろと取れてきそうな感じがする。
(木硬め材を塗布すればある程度いけるか?)

この神代杉瘤、何に使うのがいいだろう・・・
一人お酒を飲みながらじっと眺めていた。。。
Barの看板(室内用)なんかに使われていたらシビレそうだなぁ・・
他に何かあるかなぁ・・
どこの何に使うのが良いだろう?

この色合いは、、
きっと通常の神代杉の色に戻っていく可能性はあるが、
ずっとこのままの色であって欲しいな・・と思ったり・・

なかなか見る事のない珍しい材かと思う。







この瘤が取付いていた部分の杉の幹?もしくは枝部分(下の写真の右の板)
この木は弊社には縁はなかったが、知り合いの材木店が購入されたが(2021 6月)
さきほどこの木の事で連絡したら既に売却済みでした。



こんな瘤の付いている神代杉の丸太ってあったけなぁ・・と
土場に置かれた写真を見返していたら、
遡る事2019年、あ、これだ!と見つけた。(2019 9月)