MUKU-DATA  水車板 水車材

和テイストの部材として少しづつ収集してきた水車材や舟板
長く使われてきた事で浮造りがかかったように冬目が浮出し歴史を感じる。
苔の影響だろうか・・
少し緑掛かったものあり、その色合いが銘木業界では更に良しとされている。
(昔の銘木屋はより自然な感じで良材として見せる為に緑色を色付けして仕立てていたそうだ)
神代木もそうだが、こういった類の渋い色合いの材は
いっそう侘び寂び感を演出するために使われてきた。
このような素材に目を向け、材として見立てた始まりはいつ頃からなのか・・?
昔の日本職人の感覚の鋭さやセンスの良さを感じたりする。
これらは収集してきた材ではあるが、
当方蒐集家ではないので
勿論大切に使ってくださる方に販売させていただいている。
これらの古材は上手く使いこなす事が難しい。
部材の持つ力が大きいのか?
取って付けた感じの使い方も多く目にする。
空間内部でごく自然な形で設えられる事ができたなら
真に伝え響かせる事ができるのかもしれない。
そういった雰囲気を演出する為の本当の意味での素材となり
力を発揮するであろうかと思う。
時々眺めては、その使い方を想像している。
門前仲町で舟板や水車材が使われているお店

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