■ MUKU-DATA 桧(かと思われるがスプルースかもしれない)柾目カウンター、柾目ベンチ
先日岐阜へ行った際にぷらっと入った居酒屋
人も少なく手元以外は全体に暗めで好きな感じ(落ち着く)
壁は藁を入れたグレーの塗り壁(もしかして墨モルタルに藁入れかもしれない)
そして人の肌が触れる部分は木
辺材部分の耳はストレートカットして取り除きスクエア
使い込まれた木の様子からオープンして10年ほどか・・?
直線的な室内では
素材の木、敷石の丸、塗り壁の藁、そしてお店の人柄
の温かさが強調される。
視線は店内の建築パーツを観察、これは職業病でこの業界人はみんなそう。
そしてそこで働く人も含め室内に流れる空気感を五感で感じ取る。
使われている材は桧か?スプルースか?
長く使われ少し着色もされているのかどうか?
材木の木取りは全て柾目
この店で使われている材の最大の特徴
ここで使われている材木が板目であったなら、
似たような感じにはなっていただろうけど、随分と違った印象を受けていたことだろう。
似て非なるもの
ただ木を使えばいいってもんじゃない。
お店の質も違ってくる。
和の空間には柾を上手く設えることで効果が出てくるかと思う。
板目と杢目、そして柾目(追い柾まで考えて)
それらの特性も考慮しながら使い方、見せ方の組合せはまだまだ多くありそうですね。。
テーブルも柾目巾ハギ
木の床板も柾目
(ベンチの巾ハギ一枚は板目が少し噛んだ追い柾気味も使用
材の調達ができなかったのか?どうか?
まさか追い柾を狙ったわけではないだろう)